2008年02月21日

今日は笑顔で 瀬尾由布子ポトレ

日曜日に写した写真も、今日でひと区切り。今日は笑顔の写真を中心に3枚。

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元町の商店街の一角にて。E-3のホワイトバランスについては不安を感じない。露出は多少の誤差が生じることが歩けど、大きく外すケースはない。非常に歩留まりが良いカメラだと思う。

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これもE-3 & 12-60mm。望遠側も、とってもシャープな描写だ。

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これはDMC-L1 & Summilux 25mm。f2.2に絞ったせいか、それとも撮影距離のせいか、・・・もうちょっと背景をぼかせばよかったカモ。

で、ポートレートは、今度は季節が変わってから再開したい。3月はいよいよ八重山への旅である。そろそろ、荷物の準備をしないと・・・・汗。

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2008年02月20日

あえてノースマイル E-3 & Zuiko Digital ED12-60mm 編

笑顔もステキであることはあえて承知で、今日もノースマイルの写真ばかりを掲載。モデルは瀬尾由布子さん。カメラは、Olympus E-3 にZuiko Digital ED12-60mmを使った。この新型レンズの、初の実践投入である。

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オリンパスのデジタル専用一眼レフのレンズは、現在のカメラメーカーの中では最も信頼性が高いと思う。Zuiko Digitalの中には、シグマから供給を受けているレンズと思われるものが2本ほどあるけれども、オリンパス製のレンズであればまずハズレはない(と思う)。このレンズも、その評価に違わぬレンズだ。

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今回はカメラの設定で「ポートレート」モードで撮影した。オリンパススタジオのRAW現像の際に他のモードで現像してみたけど、ポートレートモードの柔らかい階調は、肌をきれいに見せてくれる。ただし、HPに掲載するに当たって、ちょっとコントラストは上げてある。

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ただし、ポートレートであれば、超音波モーターの高速フォーカスの恩恵は薄い。14-54mmの方が逆光でも安心して使える分、有利かもしれない。安く手に入れば14-54mmは良い選択になるだろう。

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2008年02月18日

あえてノースマイル Panasonic DMC-LI & Summilux 25mm F1.4

今日は日曜日に写した写真のうち、Panasonic DMC-L1 & Leica D Summilux 25mm F1.4で写したものをチョイスして掲載。モデルは瀬尾由布子さん。今回はあえてノースマイルの3枚を。やさしい表情を携えながらもキリッとした顔立ちなので、こういう表情もイイ。

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こういうシーンでは、Summiluxは抜群の性能を発揮する。ピントが合った目はきりりとしていて、フォーカスはとっても正確。背景のヨットの帆はちょっとボケすぎくらいかも。(f1.4開放)

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ただし、露出は全体としてアンダーになることが多かった。上の写真は背景が暗いから普通ならオーバーになるシーンだが、ここでもアンダーになってしまったのでRAW現像の際に露出補正している。その一方で、色温度はふつうのシーンでは意外なほど正確だ。ただし、カラフルな淡色の壁を背景にする場合は調整が必要だ。

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巷で言われているよりは、ずっと「使えるカメラ」というのが印象だ。ただし露出のクセは把握しておく必要がある。RAWで撮影するとしても、写したらなるべくモニターでチェックすることが肝要・・・・かも。

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2008年02月17日

Panasonic DMC-L1 & Zuiko Digital ED12-60mmを試す!

やっぱり、月に一度は本格的にシャッターを押す機会が欲しいので、今日は横浜。午前中は天気が良かったけど、午後は曇りがちで風が強く、かなり寒かった。モデルは、いつもの瀬尾由布子さん。

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まだ写真の整理はできていないので、今日はこの一枚だけ。やっぱり、このモデルさんは抜群に「絵」になる人です。

で、今回は先日、中古で購入したPanasonic DMC-L1にLeica 25mm F1.4をつけ、OLYMPUS E-3にはED12-60MMを着けっぱなしにして写した。その印象としては、DMC-L1は「意外」と使えるっと思った。ホワイトバランスは弱いので、RAWで撮ったほうが良いと思うけど、レンズに設けられた絞りリングの操作のしやすさ、シャッターのレスポンスと音のキレの良さ、・・・意外と言っては失礼だが「使いやすい」。手ぶれ補正が無い点も、F1.4という明るいレンズを使っている限りは全く不自由しない。

対してED12-60mm。確かに解像度、湾曲収差などは優秀なレンズなのだが、ひとつだけ14-54mmよりも劣る「欠点」がある(と思う)。直接比較したわけではないが、太陽が直接入るような逆光のシーンでは、かなり派手なゴーストが発生する場合がある。これまで14-54mmでは見たことのないようなレインボーのゴーストだ。うーん、これはちょっとザンネンかも。

ちゃんとした写真は、後日、改めて掲載したい。

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2008年02月07日

夕暮れのお台場海浜公園

お台場海浜公園は、平日の夕方は人通りが少ない。土日には行った事はないのだけど(汗)、どうなんだろ。

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今日は午後から雲が出てきて、厚い雲が空を覆っていた。夕暮れとしては、それほどキレイな日ではなかったけれど、やっぱりこの時間帯の雰囲気が好きだ。

Ricoh Caplio GX100

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2008年02月05日

台場小香港

台場のデックス東京の中に、「台場小香港」と称する中華街がある。香港の街並みを模した内装の中に、小物を売る店にならんで中華料理屋が並んでいる。台場で仕事をするときは、時々ココに立ち寄って昼食を楽しむ。特別にお気に入りの店はないけれど、ボリュームがあってお腹いっぱいになるお店が多い。

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写真は、今日のお昼に立ち寄ったお店。天井のシャンデリアが気に入って写した一枚。なんとなくモノクロームで写してみたくなった。

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食べたのは、マーラー刀削麺(またかいっ!)。山椒多めで注文したら、・・・辛すぎたっ!ひえー(汗)。

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2008年02月03日

花屋

雪の中の花屋。人通りも少ないし、通りゆく人も花を見る余裕がない。

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シャッタースピードは1/80。この程度の速さでも、雪は適度に流れてくれる。みぞれっぽい雪だったから、落ちるのが速いのかも。

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朝起きてカーテンを開けたら、雪が降ってる。今年2回目の雪だけど、すぐに融けてしまった前回と違って、今回はちょっと積もりそう。そんなわけで、雪が降ったら防塵防滴のE-3の出番だ。

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近所の猫さんは、ガレージの中のダンボールハウスで飼われている。もとの飼い主が亡くなってノラになりかけたのだが、近所の猫おばさんの尽力もあり、住んでいたアパートの向かいにあるガレージで暮らすようになった。もう一匹いるはずなんだけど、雪の中、どこに行ったのかな?

さて、E-3だが、ケースなしで持ち歩いてかなり濡れたけど、このくらいの雪では全く問題ない。ただしレンズには、撥水コーティングを施した保護フィルターだけは装着している。いくら防塵防滴でも、レンズだけはフィルターが必要だ。できれば撥水コーティングのものがオススメ。水滴を拭き取った跡が全然残らないので、メンテナンスがとっても楽なのだ。

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2008年01月29日

Zuiko Digital ED 12-60mm F2.8-4 ファーストインプレッション

昨年暮れのことだけで、ネット上の某ショップで表記のレンズを注文した。値段は新品で82,200円。私が注文つぃた直後に値段が変わってしまったから、もしかしたら値付けの間違いだったのかもしれないけど(汗)、・・・とにかくその値段で買えたわけだ。しかしそのレンズが私の手元に届いたのは、先週末のこと。オーダーしてから納品まで1ヶ月もかかってしまった。いま、巷では人気のレンズ、・・・・なのかも!?(いや、ただ生産数が少ないだけという説も有力だ!)

私は以前から、標準ズームは24mm相当からスタートするレンズが好きだ。特に当時は数少なかった24mm相当の標準ズーム=PENTAXの16-45mm F4のレンズは羨ましくて、K100Dとともに買ってしまったくらいである。そんな私のために?オリンパスが発売したレンズがED12-60mmのレンズなのだ。35mm換算で24-120mm相当の5倍ズーム。このレンズがあれば、もう11-22mmの広角ズームを持ち歩く必要がない。

12-60mm さ店頭ではすでに何回も触っているレンズだけど、実際にフィールドに持ち出すと印象は大きく変わる。やはり従来の14-54mmと比較すると、・・・やはり一回り大きく、重く感じるのは事実だ。腕にズシリと感じるくらいの重さがある。重さの違いは約140g、ボディ+レンズ=全体の重さが10%ほど増える計算だけど、その差は10%以上に感じる。それにレンズの直径が大きいので、レンズの胴を握って持ち歩くときには意外と握りにくい。

もちろん、レンズのズーム比が5倍になったのだから、この程度の大きさ・重さになるのは仕方がないのだが、ふらっと散歩に持ち出すような大きさではない。やはり気合を入れて写真を撮るときにこそ、持ち歩くレンズだと思う。

フォーカスの速さは、やはり度肝を抜かれる。14-54mmでも十分に速いと思っていたけど、このED12-60mmを使うとその差は歴然だ。この差は風景などを写す場合はメリットは少ないかもしれないけど、動態撮影でコンティニアンスでピントを合わせ続けるときには、大きな差となって現れる。試しに自分の家の室内で、C-AFでカメラを動かし、フォーカスを追わせ続けたるテストをしてみると、14-54mmではあわせ続けることは困難だが、超音波モーターを搭載したED12-60mmでは見事に追随する。これはスゴイ。

光学的な性能も素晴らしい。5倍ズームにしては湾曲収差は少ない。もし湾曲が気になる場合でも、いまはオリスタで修正も可能なので、まったく気にする必要はないだろう。解像力は画面周辺部でも良いし、倍率色収差もほとんど見られない。画面に太陽が入ると青いゴーストが出ることもあったけど、これは致し方ないだろうと思う。最短撮影距離も短く、レンズの直前まで寄って撮ることができるマクロレンズの代用も可能だ。。

日常的に持ち歩くには、かなりギリギリの大きさ、重さである。しかし、光学5倍ズームであること、さらにF2.8-4という明るさであることを考えると、フォーサーズならではのコンパクトさ、軽さなのかもしれない。このレンズ一本あれば、ほとんどの被写体に対応できるだろう。持ち歩くレンズを減らせるというトータルな意味では、「コンパクトなレンズ」ということができるだろうとは思う。

そして、これからの私のメインレンズになることは間違いない。

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2008年01月28日

今頃発売かよっ! Tamron SP 17-50mm F2.8 ペンタ用

昨年3月、PIEに行った時にタムロンのブースでしつこく要望した。その趣旨は、SP17-50mm F2.8のペンタックス用を早く発売しろっ!ということだ。当時、このレンズは、キャノン、ニコン、ソニー用が発売されていたけど、ペンタックス用がまだだった。私はこのとき、キャノン用を持っていて、KissDigital Xとの組み合わせで「時々」使っていたのだが、このレンズの高性能さには舌を巻いた記憶がある。

全域F2.8という明るさにもかかわらずコンパクトな設計、それでいて高解像度で「色」も良い。コーティングも水準以上。何よりも4万円を切る価格設定が素晴らしい。もしニコンやキャノンが同一スペックのレンズを作ったらいくらになるだろうか?2倍以上の価格になるであろうことは容易に想像がつくのである。もちろん、価格なりの欠点はある。キャノン用の場合は、モーターが非力でAFが遅く、しかもウルサイのだ。ニコン用は、モーターはボディ内蔵なので、当時店頭で試用して見た限りでは、フォーカスの欠点はあまり感じなかった。もしかしたら、キャノン用に限った欠点かもしれない。

で、、このレンズの発売は、ペンタックス用だけが見送られていた。私がPIEでブースのおにーさんに要望したところ、「PENTAX用については、たくさんのご意見を伺っています」との話だった。それから1年近くが経過し、多くのPENTAXファンの意見が実り発売に至ることになった。とはいえ、・・・・あまりにも遅すぎないか!? もしK10Dと同時期に発売されていれば、めちゃくちゃ売れただろうに。

私自身、現在はオリンパスをメインに決めてしまったので、いまさらこのレンズを買う気はしない。しかし、他のメーカーを使っていたら、絶対にこのレンズをメインに使っていただろうと思う。もしPENTAX用のSP17-50mmのオートフォーカスが普通に早ければ、このレンズは絶対にオススメだと思う。

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2008年01月27日

猫カフェに行こう! Part2

ま、そんなわけで、猫カフェはたった一時間でも、とっても面白かったし、シャッターチャンスも多かった。持って行ったのは、Zuiko Digital 14-54mmと Leica D Summilux 25mmだけど、使用頻度は圧倒的にZuikoの方が多かった。その理由は、近接撮影に強いこと。このような室内で猫を撮る場合は、ある程度寄れるレンズじゃないと使いにくいと思う。

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↑ ホントは、目にピントを合わせるべきなんだけど、フォーカスエリアがオートのままだったので鼻に合ってしまった例。

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↑ これはベンガルという猫種だったかな。スヤスヤと気持ち良さそうだニャ。

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↑ なんか凛とした雰囲気が漂っていますけど・・・・・。

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↑ 後半は乱れまくっていました。完全にトリップしています。あの棒には、絶対にマタタビがかけられているに違いないっ! ちなみに、こーゆーお店ではマタタビは使っちゃダメだと思いますので、念のため。

閉店は午後8時と早いので要注意。お店が終わってから、西小山の商店街にある沖縄・奄美料理の「ばしゃやま亭」というお店に入った。値段も安く、味もまぁまぁ、店内も落ち着いているので良かった。「山猫」という芋焼酎と、奄美の代表的な黒糖焼酎「里の曙」を飲んだけど、やっぱ焼酎は翌日に残らないのがいいなぁ。

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2008年01月26日

猫カフェに行こう! Curl up Cafe

木曜日に、いま話題の猫カフェに行ってきた。猫カフェとは何か?という方は、ココをご覧になるとよろしい。要は、猫がいる時間制の喫茶店だ。場所は目黒線西小山駅に近いCurl up Cafe、駅を出てからの方向にちょっと迷ったけど、改札を出て1~2分ほどの場所にある。お店に入ると、まずスリッパに履き替えて、猫がいる部屋の中に入る。いるいるっ!かなり血筋が良さそうな猫たちが寝そべっている。しかし猫と遊ぶ前には、水道で手を洗ってアルコールスプレーで消毒なのだ。

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料金は、カールアップカフェの場合、ワンドリンクつきで1,200円/hなのだが、私が注文したパイナップルジュースはフレッシュジュースっぽくて美味。「うちは結構、まじめにドリンクつくっているんですよ~」というのはお店のおねぇさんの弁で、とっても清潔感もあるし居心地が良い。ストロボは不可だけど、写真は自由に撮れる。私はもちろんOLYMPUS E-3とZuikoDigital 14-54mm と Leica D Summilux 25mmを持参したのだ。

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↑ 私が座った席で寝ていたネコ。キミは腕組みしながら寝るのかっ!

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↑ 猫なべなら大盛り。毛並みがいいなぁ。これはLeicaのレンズで撮影。

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↑ 緑色の目がキレイ。

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↑ なぜか興奮状態にっ。もしかしたら誰かがマタタビを持ち込んだか?

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↑ はっと我に返る。目が・・・・正気か、お前は。

で、今日掲載したのは、写した写真のホンの一部。ISO800で写したんで画質は十分にキレイだけど、シャッタースピードは1/15~1/60がせいいっぱい。手ぶれはしないけど、猫は動きが早いのでISO1600で写したかったシーンも多かった。

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2008年01月22日

冬花火の備忘録

19日(土)、河原での花火撮影は初めてだっただけに、いろいろと試行錯誤の連続だった。打ち上げ花火のコツはそれなりにわかっているつもりだったけど、手持ちの花火&モデル撮影とは、勝手が全く違う。ストロボは原則禁止という条件だったので、スローシャッターで後幕シンクロという技も使えない。今回はあえてピントが甘かったり、動体ブレの写真も掲載したけど、これはあくまで今後の教訓として。たぶん、次回の撮影の時まで忘れないように、手持ち花火撮影のコツを備忘録として書いておくことにしよう。

その壱:E-3の感度は、ISO800の方がベター。というかISO800でも十分に写せると思う。手ぶれ補正もあるので、そんなに早いシャッタースピードは必要ないと思われ。

その弐:花火は原則として風上側から写せ。

その参:思い切った超スローシャッターは面白い効果を生む。モデルと相談して花火の軌跡を写そう。後幕シンクロと組み合わせて、動体ブレを低減する方法もあり。

その四:ゴースト、フレアに強いレンズを選択すること。光源となる花火はめちゃ明るいので、コーティングのしっかりとしたレンズを選ばないとダメ。その点でZuiko Digitalは最強かも。

その五:フォーカスはAFを使うだけではなく、広角レンズでMF&ある程度絞り込んでパンフォーカスで写す方法もあり。その方がシャッターチャンスを逃がさないかも。被写界深度の深いフォーサーズは有利かも!

以上。

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2008年01月20日

冬花火 -月実由衣ポートレート-

花火といえば夏の風物詩というのが一般的だ。夏になると各地で催される花火大会に浴衣で出かける人たちをたくさん見かける。でも、花火が一番きれいに見えるシチュエーションは夏だろうか? 個人的には、7~8年前だったかな、3月に北海道の阿寒湖に行ったとき、湖上の打ち上げ花火が忘れられない。

視界が広がった凍結した湖上。その澄み切った空気の中で、すーっと打ち上げられる花火の軌跡。そして空中で鮮やかな花火が炸裂し、その色に染め上げられる雪と氷の美しさ。そのときから、私は、花火は冬こそ美しいと思っている。今回の撮影は、雪の中ではないのがザンネンだけど、冬のピーンと張り詰めた空気感の中で、花火&ポートレート撮影の機会を得た。モデルは、月実由衣さん。こんな写真は、OLYMPUSの従来機種では写せなかった。さすがにISO1600だとノイズが多いので、すべてニートイメージでノイズをフィルタリングした。効果は覿面!

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光源はローソクのみ。ピントは相当に甘いけど、この雰囲気が好きです。以下の画像も含めてOLYMPUS E-3 ISO1600で撮影。

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上の2枚はLEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPHで撮影。このレンズは、Zuiko Digitalと比べてゴーストが出やすい点で注意が必要です。画面内に強い光源があると、光源の対角線方向に現れますね。通常の撮影では問題にならないでしょうけど、点光源の場合は注意が必要かも。

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↑ Zuiko Digitalの場合は、ほとんどゴーストが現れません。これは50mm F2 マクロで撮影。

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カタログスペック上では暗所での最強のオートフォーカス性能を誇るE-3でも、光源が花火だけというシーンではかなり迷ったり、AF合焦まで時間がかかったりします。もちろん合わない場合もありますけど、それでも従来機種と比べれば雲泥の差。少なくともマニュアルでフォーカスができるような明るさではないので、AF性能に頼るしかありません。

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↑ シャッタースピード0.3秒!

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↑ 花火を写す場合は、花火の風上側から写した方がベター。そうしないと煙しか写らない場合があります。もちろん、それが良い雰囲気をかもし出す場合もありますけど。

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↑ さらにシャッタースピード0.8秒。

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光源は線香花火だけ。それでも、ここまで写る。スゴイっ。今度は雪の中で花火を写したくなってしまった・・・。

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2008年01月18日

夕暮れの東京テレポート

冬の寒さが染みる夕暮れ時の東京テレポート。今日は、かすかに残る残照と、夜に向かう空へのグラデーションがきれいでした。きれいな景色を見つけたとき、スピーディに写せるコンパクトカメラを持ち歩きたいものです。

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RICOH GX100 絞りは開放でシャッタースピードは0.4秒!

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2008年01月16日

LUMIX DMC-L1 は如何に?

まだ、あまり使い込んではいないのだけど、とりあえず現時点での感想を書いておこう。

良くも悪くも、このカメラの操作性は独自性が強い。ふつうは背面の液晶パネルの中のメニュー画面の中から選択するというものでも、専用のメカニカルなスイッチがいくつも付いている。スポットや中央重点、評価測光などの切り替えや、連写モードの切り替えなども専用のメカニカルスイッチで切り替えるほか、シャッタースピードのダイヤルを持っているデジタル一眼レフも他にはない。

その中で最も注目すべきは、ライカブランドのレンズに設けられた絞り値を設定するダイヤルだ。シャッタースピードのダイヤルもそうだが、これはフィルム一眼レフの時代にはほとんど必ずあったダイヤルである。それをデジタル一眼レフの時代に復活したのが、このカメラの一番のコダワリなのだろうと思う。それが功を奏しているかどうかは評価が分かれると思うけど、個人的に高く評価したいのがレンズの絞りのダイヤルだ。絞り優先AEを多用する人にとっては、このダイヤルはめちゃ便利!

カメラのAF化が進むに従って、レンズをホールドする左手はレンズのズーム以外にやることが無くなってしまった。昔は左手でフォーカス、レンズの絞り値の設定、さらにはズームなどの操作を行っていたし、オリンパスのOMシステムの場合はシャッタースピードのダイヤルもマウント部にあったので左手は大忙しだった。しかし、現在のデジタル一眼レフの多くは、操作の大半が右手に集中してしまい、スピーディな操作が難しくなってしまっている。それが、このLUMIXの場合は、操作が左手にも適度に分散していて、とっても便利なのだ。どうせならはシャッターもマウント部にすれば良かったのに。

ただ、この便利な絞り値のダイヤルも、高価なライカブランドのレンズだけ。オリンパス製のレンズの場合はレンズにダイヤルがないため、本体のダイヤルで設定するしかない。これでは操作性が大きく低下してしまう。ホントは、ZuikoDigitalにも絞りダイヤルを設けてほしいのだが・・・。ここでは、フォーサーズの統一的な操作性が確立されていないもどかしさを感じてしまう。

あと、このカメラは、メディアにSD(SDHC)カードが使用できる。最近では、高速なClass6の8GBのカードでも5,000円以下で売られている。もちろんCFよりも安い。ためしにA-DATAの8GBのカードを入れたが問題なく認識し、JPAG最高画質であれば21コマまでは秒間3コマで連写可能、その後もちょっとだけ速度は落ちるけど秒間2.5コマ程度の連写が可能だった。

画質のついては、昨日の掲載写真のとおり。ホワイトバランスやフォーカス、AEの精度に関しては、E-1、E-300以上で、E-3以下という感じ。高感度画質は、まだ使い込んでいないけど、少なくともISO400までは安心して使えそう。解像力や色合いは悪くない。少なくともデジタル一眼レフに求められる水準は満たしていると思う。あと、これは勘違いかもしれないけど、ポロプリズムでミラーが横に動くカメラは手ぶれに強いような気がする。かなりのスローシャッターでもブレが少ないのに驚いた。発売は1年半前のカメラだけど、いまでも通用する画質である。

ただ、これから新品のDMC-L1を買うのは、よほど安くない限りはオススメしない。やっぱ、ふつーにE-410やE-510を選択したほうが無難だ。でも、すでにフォーサーズのシステムを持っている人が違った傾向のカメラを使ってみたいのであれば十二分に楽しめると思う。私ももうしばらくこのカメラを使いこんでみたい。やっぱ、ズミルックスには、このカメラの方がよく似合うからだ。

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2008年01月15日

Panasonic DMC-L1

で、昨日のブログの続き。

1月13日は、ヨドバシの後、すぐ隣のカメラのキタムラに寄ったのだ。フォーサーズ関係の展示は少なかったが、その中にはPanasonic DMC-L1(ボディのみ)があり、値段は39,800円。しかも中古展示品は、すべて10%OFFのセール中・・・。うっ、これはっ! 何をいまさらL1という気持ちもしないではないが、一応、店員さんにショーケースの中から出してもらって見ることにした。

本体にキズはなく、なかなかの美品。レンズはないが、元箱、保証書(メーカー保証があと半年残っている)、付属品はすべてある。しかも予備の純正バッテリも付属。相場はよくわからなかったが、これで39,800円×0.9=35,820円なら安いんじゃないだろうか。もっとも、このカメラの価値の大半は、付属だったライカブランドのレンズにある。本体だけだとこんな値段になってしまうというのがちょっと悲しげだが、一度、試しに使ってみたかったカメラなので買うことに決めた。

ご承知の方もいると思うけど、このカメラはPanasonicで初めてのデジタル一眼レフカメラで、OLYMPUS E-330をベースに開発されている。デザインでは奇妙なE-330よりは圧倒的にDMC-L1のほうがカッコイイし、マグネシウム合金でできたボディの質感も高い。マニュアル的操作を意識した操作体系も興味深いし、バッファの容量も大きくRAWで6コマの連写が可能(E-330は4コマ)、さらに多重露出もできる。ただし、E-330で可能だったライブビューのAモードが使用できないし、背面の液晶モニターは可動ではない。

実際に試写したのが、下記の写真。ホントは他のカメラと比較すれば絵作りの傾向がわかりやすいんだけど、2台のカメラを持っていく余裕はナシ。ま、てきとーに見てちょーだい。すべてJPEGでレタッチなしで、50%に圧縮済み。

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ZuikoDigital 14-54mm ISO100

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ZuikoDigital 14-54mm ISO100

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ZuikoDigital 14-54mm ISO800

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ZuikoDigital 14-54mm ISO400

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Leica D Summilux 25mm ISO400

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Leica D Summilux 25mm ISO400

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2008年01月13日

安物CF対決 シリコンパワー200x vs トランセンド133x

デジカメ用のメディアと言えば、San(サン)とかLexor(レキサー)あたりが高品質メディアの代表格とされている。高速性、信頼性ともに両社のメディアの評価は高いけど、・・・それ以上に値段も高い。昔と比べて値下がりしたとはいえデジタルカメラの画素数も増えて、余計に大容量のメディアが求められている。Sanの高速なDucatiやlexorの300倍速のコンパクトフラッシュなんかは8GBで42,800円(ヨドバシ)。めちゃめちゃ高い。

ワタシはSanとかLexorのメディアは使ったことがない。いつも台湾製のブランドばかりで、A-DATAあたりがお気に入り。最高速のメディアと比べると多少は遅いけど、データが壊れたことはなく、信頼性はそれなりに高いと思っている。この手のシリコン・メディアの場合、初期不良がなければ壊れることは滅多にない。たとえB級メーカー品だとしても、買った直後にテストして問題がなければ、まず大丈夫だと思っている。

で、最近、手に入れたB級メディアなんだけど、下記の2つ。シリコンパワー(silicon power)の200倍速8GBは、秋葉原のあきばおーで6,980円と、有名ブランドの高速メディアと比べて1/5程度! さらにトランセンド(Transcend)の133倍速 16GBは、秋葉原のZOAで12,800円と、1GBあたりの単価はさらに安い。どちらも最近のカメラで高速な転送を実現するUDMA4に対応している。

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両方のメディアをE-3に入れてみると、Rawでの撮影可能枚数は下記のように表示される。Rawのファイルは1枚当たり11MBなので、実際にはこの表示の1.5倍くらいは撮れるんじゃないだろうか。

Silicon Power CF 200X 8GB : Raw 462枚
Transcend CF 133X 16GB : Raw 925枚

秒間5コマのハイスピード連写10秒間で何枚撮れるかをテスト。その後、バッファを解放するまでの時間を測定した。まずSilicon Power CF 200X 8GBは、16コマまでは秒5コマで連写し、その後はバッファがいっぱいになったため1秒に2コマ程度の速度にスピードダウン。結果的には10秒間で30コマを撮影し、バッファの開放には約8秒かかった。対してTranscend CF 133X 16GB は、16コマまでは同様で、その後は1秒で1.5コマ程度という感じ。結果的には10秒間で27コマを撮影し、バッファの開放には約10秒かかった。ちなみに比較対象として、これまで使ってきたA-DATA CF 8GB 120Xのメディアと比較してみる。10秒間で22枚撮影可能で、バッファの解放まで15秒かかった。体感上、明らかに遅い。

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と、いうわけで、激安メディア同士の対決では、「200倍速」という表示が示すとおり、シリコンパワーに軍配が上がった。しかし、トランセンドでも私の用途なら十分に速い。なにしろ16GBで12,800円という価格は、気絶しそうなくらいに安い上に、これまでメインに使っていたA-DATA 120Xよりもかなり早いのだ。おまけに国内サポートに永久保証。私の用途なら、この程度の速度のメディアで十分だ。

注意! 他のカメラだと、スピードテストの結果は変わる場合があるから念のため。

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PENTAX K10D・・・その後

Pentax K10Dは2006年12月に発売され、かなり売れたカメラである。ワタシも発売直後に手に入れて、年末年始の八重山に持って行った。当時としては驚異的なハイコストパフォーマンスのカメラだった。今ではやや旧式になった間が否めないが、発売当時は11万円前後だった価格も8万円近くまで値下がりした。性能を考えれば、今でも購入候補の上位にくいこむ実力は持っている。

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写真は、昨年11月のもので、モデルは幸田侑樹さん。ポートレート撮影で重宝するのは、K10Dのハイパーマニュアルだ。マニュアル露出で撮影中でも、グリーンボタンを押すと自動的に適正露出にあわせてくれる。これは他社のカメラにはない機能で、とても便利だ。

ただし、このK10Dを購入する場合は、事前に欠点も知っておくべきだ。最大の欠点は、オートフォーカスがタコだということ。フォーカスポイントを一点だけ選んで撮影するのなら良いのだが、マルチポイントで撮影すると、かなり迷うシーンが多い。さらに暗所でのAFは、他社比でかなり弱いと思ったほうがいい。あと、CCDに付着したゴミを落とす機能はほとんど役に立たないが、ブロワーで簡単に落とすことはできる。ボディは防塵防滴でも、レンズで防塵棒敵なのはまだ2本だけ・・・。

PENTAXは個性的なレンズが多く、16-45mmや10-17mm Fisheyeなどは大好きなレンズだ(ただしこの写真はTamron 28-75mm F2.8です←良いレンズだ!)。PENTAXのシステムも手元に残したい気もするが、OLYMPUS E-3を買った現在、このカメラを使う頻度が激減するのは確実。・・・うーん、どうするべきか。

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2008年01月09日

冬の日

白黒写真ではないのだが、一見、そのように見える。冬の色彩感はモノクロームに近い。OLYMPUS E-3 Zuiko Digital 14-54mm

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2008年01月07日

落陽

山の稜線がシルエットになり、その彼方に沈む夕陽。昨日の16:36に撮影。

rakuyou

OLYMPUS E-3 ED50-200mm f6.3 1/1000 iso100

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2008年01月06日

GX-100でスナップ その2

GX-100の特長には、ワイドコンバーターを使うと、19mm相当の超広角レンズになるという点がある。コンパクトなのにオマケ的なレンズではなく、れんぞの解像度も高いし、湾曲収差も比較的少ない。このRICOHのワイコンの高性能さは有名だったけど、実際に使ってみて驚いた。ホントに優秀なレンズだ。

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写真は、GX-100 ISO200で、焦点距離は4mm、f2.5開放でシャッタースピードはなんと1/6の手持ちである。大きさは50%に縮小したが、レタッチは全く行っていない。さすがにISO200だと高画質で、暗所のノイズはちょっと気になるかもしれないけど、Neatimageを使えば全く問題がないレベル。

この場所、「三丁目の夕日」っぽい1960年代的なイメージで作られており、はじめて行ったんだけど、とても面白かったデス。

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2008年01月05日

GX-100の高感度は?

一眼レフを振り回したらちょっとマズイ場所などでは、高画質なコンパクトカメラが欲しくなる。コンパクトカメラでも光線状態さえ良ければ、一眼レフと比べてもそれほど遜色ない写真を撮ることもできるのだ。しかし、光線状態の良くない場所では、・・・やっぱりカメラの基本性能の差が顕著に現れてしまう。いくら高画質を誇るGX-100でも、やはり搭載しているCCDは1/1.8inchでしかない。やはり暗い場所では厳しいのだろうか。実際に試してみた。

場所は、横浜にある某所(^^;)で、モデルは幸田侑樹さん。ISO1600でf2.6 1/20という暗さだ。手ぶれ補正があって良かった! まともな光源がないので、拡大してみるととてもノイジーだ(ファイルの容量の関係で25%に縮小済み)。

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こういう例えはどうかと思うけど、これはE-1のISO1600と画質に近い(と思う)。最近のコンパクトカメラの画質が進歩したとも言えるし、E-1の高感度の画質がトホホだったとも言えるんだけど、やっぱGX-100のISO1600は非常用という感じだ。ホームページ用限定であれば縮小すればOKかもしれないけど、ふつーに考えるとカラーノイズも多く、そのまま使うのはちょっと気が引ける。

そこで、ノイズ除去ソフトとして有名なNeatImageを使ってみた↓。

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これ、けっこうイケルんじゃない?細かな設定はなにもしないで、ソフト任せでノイズフィルターをかけたんだけど、とても簡単だし、それなりに細かなディティールも残っている。(使い方はこのページを参照のこと) A4のプリントは難しいだろうけど、2L程度ならそこそこの画質は得られそうな感じ。

ひと手間かけるのは、ワタシ的にはめんどくさいんだけど、ISO1600が必要な場合はこういう方法もある。

※あとがき・・・・写真が小さすぎてわかりにくかったのう・・・。そのうち差し替えます。

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GX-100でスナップ!

もともと写真はモノクロームではじめた関係もあって、モノクロ写真は私の原点のような気がする。最近のデジタルカメラの一部にはモノクロモードがあるけれど、このRICOH GX-100も例外じゃない。

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掲載の写真は、10月に城ヶ島に行ったときに写したもので、モデルはsai さん。ワタシは中版カメラは使ったことはないので、このような正方形モードは、このGX-100を買ってからはじめて使ったんだけど、・・・これが意外と面白い。モノクロモードと正方形モード。なんとなくクラシカルな雰囲気が好きです。カメラの設定は、すこし柔らかめの描写になるように意識してみた。

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レンズの解像度も高く、このカメラの基本性能は高い。ただし、一眼レフと違ってシャッターのレスポンスは早くないし、CanonのIXYと比べるとフォーカスも早くはない。風景やちょっとしたスナップには良いけど、連写はできないのでポートレートだと一発必撮の気持ちで撮ることが必要だ。

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ごめん、広角で寄りすぎたカモ(_ _;)

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2008年01月02日

富士山

うちは良くも悪くも西向きなので、冬になると富士山が見える日が多い。今日は良い天気だったので、かなりくっきりと見えた。こういう日は、・・・寒い!

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OLYMPUS E-3 Zuiko Digital ED50-200mm F2.8-3.5 & ×1.4テレコン ISO400で、しかもコントラストを上げているのでちょっとノイジー。絞りも開放なので、周辺減光が目立ちます。目立たなくする方法はあるんだけど、めんどいのであえてそのまま。

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2007年12月30日

やっぱネコでしょ!

やっぱネコも魅力的な被写体だな~。アメショはカワイイ。

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E-3 14-54mm F2.8-3.5 ISO1600

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2007年12月29日

E-3から1ヶ月 ~瀬尾由布子ポートレート~

11月23日の発売日にOLYMPUS E-3を購入してから、おおむね1ヶ月が経った。フジモトタカコさんのライヴで本格投入して以来、持ち出す一眼レフは完全にE-3だけになってしまった。ワタシの写真のメインフィールドはやはり「風景」であることは変わりはないけれど、この一年は頻繁に旅に出ることがままならなくなってしまって、この年末年始も自宅で過ごすことになってしまった。したがって、E-3も旅に出ることはできないのである。

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そんな中、4月にポートレートを写したことがある瀬尾由布子さんを、ふたたび写すことができる機会が訪れた。これはラッキー! ポートレートは、(スポーツ写真ほどではないものの)カメラ本体の性能がシビアに問われるジャンルである。フォーカスのスピードと正確さ、シャッターのレスポンス、肌の色を整えるための正確なホワイトバランスと露出など・・・・、風景写真以上のシビアさが求められる。

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で、今回のカメラはもちろんOLYMPUS E-3で、レンズはZuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5と、Leica Sumillux 25mm F1.4を使った。どちらも開放から信頼して使うことができるレンズである。フォーサーズならではの正確なフォーカスに加え、E-3では従来のレンズでも十二分に高速だ。フォーカスポイントも11点に増え、そのすべてにクロスセンサーを採用している。その効果は抜群で、従来のオリンパスのカメラと比較することはできない。

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↑撮影地は横浜。25mm 1.4開放だが、背景は思ったほどボケない。そのかわりフォーカスは正確でシャープ、開放から安心して使える。

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閉店になった写真スタジオ?の前にて。

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↑これはISO250で、F1.6に絞りました。キテいるところはシャープなのにカリカリにならない描写がポートレート向きです。

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↑これは撮影距離の関係で、背景はかなりボケていますね。25mm F1.4開放です。

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↑これは14-54mmの絞り開放。デジタル専用とはいえ、開放だとちょっと甘めですが、むしろこの方がポトレ向きかも。

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全部RAWで写して、Photoshop Elements 5.0で現像しています。肌色を整えるために露出の微調整を行っていますが、ホワイトバランスは一枚を除いてすべてオートで写しています。曇天でしたが、ホワイトバランスはかなり正確です。曇天程度のならJpegでも安心して使えそう。

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このモデルの瀬尾由布子さんは、単にキレイなだけでなく、カメラマンの意図を汲み取ってポージングや表情に表してくれます。ふつう、ポートレートの写真では使えないカットがかなりの確立で発生するのですが、由布子さんの場合はそういうカットの比率がかなり少ない。 表情も多彩で、いろいろなシチュエーションで撮ってみたくなります。

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曇天のため、レフ板なしでも光がきれいにまわっています。晴れている日よりも、むしろ撮影はしやすいかもしれません。

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最後は教会前にて。なんとなく自分のカメラの腕が上がったような錯覚を覚えますけど錯覚はあくまでも錯覚。今回はモデルの良さ、ロケーションと光線のよさに助けられた感じです。横浜は、やっぱり撮影のポイントがたくさんあって楽しいです。

今回の撮影で実感したけど、E-3はホントに素晴らしいカメラに仕上がったと思う。いくつかの問題点を指摘するとしたら、フォーカスポイントの選択が方向キーでダイレクトに行えないこと、大きさと重さ、スリープからの復帰がもたつくこと、電池のもちがイマイチ、といったところ。もしかしたら電池がマンタンじゃなかったのかもしれないけど、バッテリに黄色信号が出て撮影の中盤くらいに交換したのに、後半にはまた黄色信号が・・・。もしかしたらファームウエアのバージョンアップで改善される項目もあるかもしれないけど、決定的な問題はない。このカメラがあれば、他のカメラは要らない、・・・マジでそう思います。

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2007年12月23日

雨上がり

これは10月に知床ウトロに行った時に写真。ぜんぜん北海道っぽくないけど、このとき持って行ったのは前述のRicoh GX100だ。

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さすがに1000万画素だけに、風景写真でもぜんぜん問題はないし、24mm相当の超広角レンズに加えて手ぶれ補正も搭載している。ワタシ的には最強の旅カメラだと思う。さらにRicohのカメラは伝統的にマクロに強い。なにげない水滴だけど、ちょっと心引かれて写してみた。

コンパクトデジカメだと、液晶画面がファインダーを兼ねていることがほとんどだけど、ピーカンの屋外だと液晶がぜんぜん見えないことがある。でもこのGX-100は外付けのEVF(電子ビューファインダー)も付属していて、日中の野外撮影だとこれが使いやすい。しかも視野率100%。フレーミングも正確にできる。

あとは水中ハウジングがあれば最強なんだけどなぁ。

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Ricoh GX-100

9月ごろに買ったコンパクトカメラのこと。すでに発売から久しいけど、RicohのGX-100を手に入れた。値段は某大手カメラ店で66,800円から壊れたコンパクトカメラを下取りしてもらって63,800円。さらに23%ポイント還元だったかな?だから、実質5万円以下で買えたことになる。コンパクトカメラにしては高いけど、このカメラにはそれだけの価値がある。

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このカメラの特徴は、現時点で発売しているコンパクトカメラとしては唯一の24mm相当からの広角3倍ズームを搭載していること。私が買った理由も、それに尽きる。CCDシフト式の手ぶれ補正もそれなりに効果があるし、レンズの解像度も高い。このカメラがあれば、重たいデジタル一眼レフを持ち歩く必要はないんじゃないかと思うほどだ。

実際、秋に北海道の知床に行った時、このカメラを持っていった。デジ一眼を持っていかないため、30L程度のリュックひとつという身軽な旅になった。実際には、シャッターレスポンスなどではデジタル一眼レフに遠く及ばない部分があるので、やはりその代わりにはならないけど、このカメラを手に入れてから、他のコンパクトカメラに目が移らなくなった。

掲載の写真は、11月に城ヶ島に行ったときに写した猫。陽だまりで気持ちよさそうにしている。正方形フォーマットにしてモノクロモードで撮影。これも味があっていいものだ。

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2007年12月17日

ねこ鍋

ねこ鍋がブームになって久しい。某所で猫が鍋に入るところをナマでみたのだが、おおっ!!やっぱ鍋の形がまぁるくて心地いいんだ。でも、ちょっと窮屈そうな感じだ。

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写真はOLYMPUS E-3で、ISO1600の高感度撮影。E-1やE-300の頃だったら、ISO1600なんて使えたもんじゃなかったけど、E-410以降はかなり改善し、このE-3からはJPEGでもソコソコ実用的な画質が得られるようになってきた。そして、かなり暗くてもフォーカスが素早く正確なのがうれしい。手ぶれ補正もかなり効いている。

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2007年06月24日

LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.

 明るいレンズが欲しかった・・・(^_^;)。これまで持っていた一番明るいレンズはF2.8。ズームレンズが主流の時代に、 F2.8は最も明るいクラスになるんだけど、それ以上に明るいレンズが欲しかった。そんなワケで、なぜか手元にLEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.がある。35mm換算で丁度50mm相当となるこのレンズで、 明るさはF2.8のレンズの4倍の明るさを誇る。E-410にこのレンズをつけると、レンズのほうが大きく重いので、 視覚的にはアンバランス。しかし実際には、レンズを持って持ち運びをするので、見た目ほどはバランスは悪くない。

 もちろん、ドイツの名門LEICAの名を冠していても、実際の製造は日本のPanasonic製だ。定価は126,000円。 写真に興味がない人からすると、この値段は目が飛び出るほど高いに違いないが、ホントのLEICAのズミルックス50mm F1.4だと28万円くらいが相場なのだから、考えようによっては安いとも言えなくもない(^_^;)。

 で、この明るいレンズの長所を最も生かせるのが、室内でのポートレートだろうと思う。文京区にある日本家屋を借りての撮影だ。 このレンズを試すのに、ちょうどピッタリのシチュエーションがあったので、その写真を2枚ほど。

 モノブロックのストロボもあったのだが、E-410にはX接点がないため、すべて自然光+白熱電球+レフ版で写している。 どちらの写真も絞り開放かF2程度。それでもシャッターは1/30程度しか確保できない。ホントにぎりぎりの明るさだったのだ。 こんなときは、F1.4という明るさが絶対的なメリットとなって生きていくる。

 レンズの描写は、素晴らしい。あまり使い込んではいないのだが、開放から十分な解像力、コントラストを持っていると思う。 それでいて適度な柔らかさがあって、まさに人物写真にはぴったり。しかし、・・・やっぱり開放でも背景はあまりボケてくれない。 被写界深度は、35mm換算でF2.8相当だから仕方がないのだが・・・。まぁ、そのあたりはフォーサーズゆえのデメリットであって、 このレンズの欠点ではない。

 このレンズ、実売価格は9万円くらい。ワタシ的には、その価値は充分にあると思う。こんどは満点の星空を、 このレンズを使って写してみたい。

■OLYMPUS E-410 & LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH. Model : 桜庭りゆ & 美崎ひかる

 

 

 

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2007年04月29日

買ってしまった・・・E-410

 やっぱり・・・と言うべきか、何と言うべきか・・・買ってしまったのである。OLYMPUS E-410を(^_^;)。 このブログには買わないと書いておきながら、何と言う心変わりか。

 理由はある。ホントはGWの間は奄美大島や加計呂麻島に行くはずだったのに、GW中の仕事の予定が入ってしまい、 断念を余儀なくされたこと。それによってストレスが溜まり(^_^;)、お金もちょっと余裕ができてしまったこと。それに、 近所の量販店で交渉したところ、予想以上に値引きをしてくれたことが、私の手元にE-410がある理由なのである。 ちなみにWズーム付で実質9万円台前半。たぶん数ヶ月すれば9万円を切ることは確実なのだと思うけど、 今なら2GBのxDピクチャーカードが付くと思えば納得である。

 で、初の実戦投入が、今日のポートレートの撮影。モデルは瀬尾由布子さんである。カメラはOLYMPUS E-410 & 50mm F2と14-54mm F2.8-3.5の2本。そして比較用にPENTAX K10Dで、レンズはTamron 28-75mm F2.8である。

 まずはPENTAXの画像を見て欲しい。・・・とは言っても補正・レタッチ済みなので、正確な比較は無理だと思うけど。

 

 

 この下の2枚は、OLYMPUS E-410のもの。

 

 レタッチ済みだからこの画像から比較は無理なんだけど(^_^;)、使ってみた感想はPENTAXの方が上回る点が多かった。 まずはホワイトバランス。PENTAXは補正なしで綺麗な旗色が出るのだが、OLYMPUSは日陰だとやや青みがかった画像になる。 以前のE-1ほど問題の多いホワイトバランスから比べると長足の進歩をしているけど、もう一息だと思う。

 次にフォーカス。アウトフォーカスになる確率は、OLYMPUSの方が多いような感じだ。特に強い逆光のシーンでは、 明るさは確保されているのにフォーカスを外すことが多いような気がする。PENTAXもフォーカスには大きな問題を抱えているけど、 OLYMPUSもE-1後継機では是非ともフォーカスを改善して欲しいと思う。

 その他、解像力やダイナミックレンジの点では、E-410は大満足すべき出来栄え。このサイズのカメラで、 良くぞココまで写るものだと感心するばかりである。

 さて、カメラの話ばかりになってしまったが、ポートレートは年に1~2回程度しか写さないワタシだが、 このモデルさんはとても魅力的。やさしげな表情はもちろんのこと、 目線にチカラがあるのでノースマイルのキリリとした写真も写してみたくなる。うーん、これ以上、 撮影のフィールドを広げる余裕はないんだけどなぁ・・・(^_^;)。

 

投稿者 kom : 21:58

2007年03月24日

PIE体験記

 今日は東京ビッグサイトで開かれているPIE(フォト・イメージング・エキスポ)に行って来た。 PIEに行くのは3年ぶりくらいだと思うけど、今年は注目の新製品が多いということもあって、朝10時のオープンと同時に会場に入って、 5時の閉館間際まで粘って会場を廻り、セミナーやトークライブを聞いてきたのだ。

 今年のワタシ的注目は、何と言ってもOLYMPUS E-410。世界最小・最薄・最軽量の三拍子そろったデジタル一眼レフで、 デザイナーもあの銀塩の名機OMのサイズにこだわって設計したらしい。発売前にもかかわらず、 オリンパスのブースにはE-410だけではなく手ぶれ補正を内蔵したE-510の稼動機も展示してあり、自由に触れるようになっている。 さすがにデータの持ち出しは不可とのことだったが、その感想を一言。

 まずE-410は、その小ささと軽さに驚く。これまで撮像素子の小ささにも関わらず、そのボディは決して小さくはなかったが、 今回のE-410で名誉挽回。E-SYSTEMのメリットを目に見えるサイズで体現したワケだ。グリップも悪くない。 新発売の標準+望遠ズームレンズもコンパクトなので、これなら何処にでも持っていけそうだ。 しかし、 ボディはE-330と同じような感覚のプラスチック成型のボディで、触った感覚はちょっと安っぽい。見た目と触った感覚だけで言うと、えっ? これで89,800円?という感じ。Kiss Digital Xも同一価格帯だけど、Kissの方が高級感がある。

 で、肝心の画質だが、まだベータ版ながら、これは大きな期待を感じさせるものだ。 ISO400で撮影したポートレートをプリントしてもらったんだけど、ノイズは全く感じさせないもので、400なら常用感度だろう。 ISO1600でも写してモニターで拡大した画像を見たが、多少のカラーノイズが浮いてくるが、充分に実用性を感じさせるものだ。 E-330と比較しても、EVで一段階程度の向上を感じさせる。新しい撮像素子のLiveMOSと、新画像エンジンの成果だろうと思う。

 ただし、E-410を買うかどうかはちょっと微妙。たしかのこのコンパクトさは魅力で、 もし上位機種のE-1後継機を買ったとしてもE-410はサブ機として無駄にならないと思うが、 すでにE-330を持っている身としてはあまり大きな魅力は感じなかったというのが正直なところ。これがあと1万円安かったら、 きっと買ってしまうのだろうが、発売当初は、しばらく様子見をしてみたい。

 そしてE-510。グリップが大きくて、ちょっとデザイン的には野暮ったいが、手ぶれ補正の効果は素晴らしい。 これも魅力があるんだけど、ボディだけでも12万円程度という値段がネックになりそう。この値段だったら、同一価格帯のPENTAX K10Dをオススメしたくなる。E-510は、あと2~3万円くらいは安くしないと売れないんじゃないかな。ま、最近のオリンパスは、 シェアを確保することよりも利益率を確保する方向に向いているので、それほど売れなくても良いのかもしれないけど・・・。

投稿者 kom : 23:59

2007年02月07日

コニカミノルタのプリンタ用紙が販売終了

 コニカミノルタが写真関連事業の譲渡・終了をアナウンスして、すでに久しい。カメラ関連はソニーに譲渡されているし、その他、 双眼鏡などの光学機器も販売は終わっている。そして、唯一?残っていたインクジョット用プリンタ用紙もこの3月で終了する。 ビックカメラやヨドバシカメラの店頭では「コニカミノルタのプリンタ用紙は在庫限り」と表示されている。

 実は私が常用しているプリンタ用紙は、コニカミノルタ製。その用紙が販売終了になるのは、かなりの痛手だ。まぁ、「写真用紙・ 光沢厚手」なんかは、他社に同等品がいくらでもあるけれど、ワタシ的に困るのは最も多く使っている「写真用紙・ 光沢薄手」の用紙がなくなるのが、すごくショックなのである。この印画紙ベースの薄手用紙、 同等品が他社にはないのだ。

 なんで薄手の紙を使っているのかというと、ワタシの場合、 A4で出力したプリントを50枚~60枚をクリアーフォルダに入れて写真集っぽくしているのだが、 これが厚手の用紙だとむちゃくちゃ重くなるし厚くなるのである。結果、クリアフォルダに入れるには、薄手の用紙に限るのだ。それなにの、・・ ・・これは困った。今のうちに数年分、買い占めておくか。

投稿者 kom : 21:20

2007年01月09日

星の軌跡

 11月末に某ネットショップに予約したPentax K10D。実際に手に入ったのは発売から10日ほど経った12月中頃だった。 いまでも品薄で、ヨドバシやビックカメラの店頭では「予約」となっている。しばらくすれば潤沢になってくるんだろうと思うけど、 キャノンとニコンの二強によって8割のシェアを持っているデジタル一眼レフ市場において、最も注目すべきカメラであることは間違いない。

 実際に使ってみると、とてもよくできたカメラであることがよく分かる。ファインダーの大きさや見易さ、 ISO感度を瞬時に変えられるSvモードの新設、防塵防滴で、それなりに品位の高いボディ、1000万画素の高解像度、 ボディ内蔵の手ぶれ補正(SR)、ペンタ初のダスト対策であるダストリムーバブル、・・・これだけの機能がバランスよくまとめられている。 OLYMPUSを使っているときは、ホワイトバランスの信頼性が低かったのでいつもRAWで写していたけど、 このK10Dはホワイトバランスも優秀。今回の八重山では、ほとんどJPEGで写したけど、 ホワイトバランスを調整したくなるような写真はほとんどなかった。

 さらに16-45mm F4という純正レンズの存在は、ワタシ的には大きい。35mm換算で24-70mmと、 まさに私が使いたいレンジのズームで、しかも描写性能は素晴らしい。これに防塵防滴のレンズだったら完璧だったのだが。それでも、 ワタシ的メインカメラの座に、当分の間、居座るのは間違いないと思う。

 このカメラのよい点はすでに語りつくされていると思うけど、その一方で不満も出されている。 ワタシ的にその中でも大きい不満はダストリムーバブル。これは気休め程度の性能しかない。八重山旅行中に、 カメラのモニターでも分かるような大きなゴミがついた写真があったが、電源をON・OFFしてもとれない。結局、 ブロワーでかんたんに取れたけど、OLYMPUSの完璧に近いダスト対策と比べると、その信頼性には大きな差がある。

 あと、あえて挙げれば、オートフォーカスの性能。これはK100Dと比べると長足の進歩を見せたけど、 照度が暗くなるとなかなかフォーカスが合わないシーンもあった。なお明るい場所でのフォーカス性能は、全く問題なく、とても正確。 スポーツ写真を撮るのでなければ、このカメラで不満は出ないだろうと思う。

 掲載した写真は、今回の旅の最後の日、ほんの数十分間だけ満天に星が広がった時間があった。 竹富島にいた私はすぐにカメラを持って宿を飛び出し、三脚にカメラをセットした。露光時間はほぼ4分。風でゆらぐ椰子の木の上に、 星が降っている。正直言って、もっと露光時間を長くするべきだったが、諸事情でこれが限界だった(^_^;)。

 

投稿者 kom : 22:06

2005年11月05日

iPodを買う

iPod pure front and pure side  買ってしまった。・・・・・最新型のビデオ対応iPodの30GBのヤツ。 ちょうとヨドバシのポイントが3万円近くたまっていたので、追い金少々で手に入れることが出来た。

 世間的には未だにnanoの方が人気が高く、今でも白の4GBは品薄状態だ。 それに対して私が買った白の30BGはそれなりに手に入りやすい。ふつーの人なら4GBあれば十分だし、 やっぱりnanoの小ささを見てしまうと、そっちに心が動いてしまうのは分かる。しかし私が重視したのはハードディスクの容量なのだ。

 もし旅先に持っていって、カメラのコンパクトディスクの容量が満杯になったとしても、データをiPodに退避できれば、 わざわざコンピュータを持っていく必要がなくなる。この小ささで30GBもの容量があるのは驚異的で、 しかもjpegファイルなら画像の確認も出来るのだ。音楽プレイヤーとしてはもちろん、データ・ストレージとしても魅力的である。

 まだデータ・ストレージとしては実戦投入していないけど、すでに音楽プレイヤーとしては大活躍!沖縄・奄美系音楽や室内楽を入れて、 毎日楽しんでいる。ヘッドフォンはAKGのK12Pに換えたんだけど、値段(¥2,480)の割には音質もよく、気に入っている。

 でも、これだけ使用頻度が高いと心配なのはバッテリーだ。これ、自分で交換できないんだよね。 買うまで知りませんでした(^_^;)。

投稿者 kom : 22:31 | コメント (0)

2005年03月15日

週末の誘惑

 先日の日曜日のことである。量販店のカメラ売り場に行くと、 Pentaxのデジタル一眼レフistDsが77,600円で売っていた。さらに壊れたカメラでも5,000円で下取り、 ポイント還元率13%! うっ、気絶しそうになった。あの大きなファインダーに小型ボディ、旅カメラにぴったりじゃないかっ。 それに16-45mmF4のレンズは魅力的。広角側で全長が伸びるのは気に入らないが、このレンジのズームはワタシ的にぴったり。

 「でも・・・」と思い直した。Pentaxのレンズは一本も持っていないから、一から揃えないといけないし、 小型といっても単三電池4本を入れるとちょっと重いし、記録メディアがSDカードだし、もちろんダスト・リダクションは付いていない。 メリットとデメリットが頭の中を交錯してぐるぐるぐるぐる・・・・・。 寸前のところで思いとどまった。このところ、こーゆー誘惑が多すぎる。実質5万円台のNikon D70に実質6万台前半のPentax istDs、さらにOLYMPUSのE-300なんかは純正標準+望遠ズームもセットで101,600円で売ってるじゃないか。

 この先、物欲は抑えて、カメラを使いこなすことに金を使おうと決意を固めているのだが、今度の週末にもまた誘惑があるんだろうな、 きっと。東京ビッグサイトではPHOTO IMAGING EXPOも開催されるので、時間があったら行ってみようと思っているのだが、 出かけるとしても、この花粉の多さはどうにかならないものかっ。事前の予報に違わず、今年はスゴイ。 医師に診断書を書いてもらって転地療養したい(^_^;)。

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2005年02月16日

お荷物の三脚

 旅に三脚を持っていく人は、よほどの写真好きかもしれない。車で出かけるのであればいざ知らず、 公共交通機関を使って旅をする人が軽くても1kgある三脚を持って行くというのは、それなりの目的と決意がなければ難しい。

 今回の九州行きは、身軽な旅を目指した。その結果、パソコンは持参しなかったのだが、たぶん三脚は必要だと思い、 持って行くことにした。以前はお手軽なベルボンのアルミ三脚を使っていたんだけど、ちょっと限界を感じていたので、 新しく買ったスリックのカーボン三脚614PROを持っていった。大きさ、重さは以前使っていたものと大差はないが、 さすがにカーボン三脚だけのことはある。細い足でも剛性が高く、押してもひねってもびくともしない。その三脚を使って写した写真がコレ→。 呼子の宿の窓から、夕陽が沈んだ直後の三日月を空に望む漁村の風景である。シャッタースピードは4秒だが、まったくぶれていない。 私はこんな感じで、まだ微妙な明るさが残る夕刻の景色が好きなので、三脚は必須のアイテムなのだ。

 そして、今回持っていたレンズは、当初の予定から変更して11-22mmの広角ズームと50mmマクロの2本。結果的には、 細い路地が多い有田や伊万里では広角ズームが有効だったが、買ったばかりの50mmマクロは使いこなすのが難しいレンズだと思った。 性能的には抜群のレンズなのだが、目的をはっきりと持たないとその性能の真価は発揮できないと思う。私にはまだ使いこなせそうもない。

 旅で2日ほど休んだ関係で、仕事が忙しい。今日も結局都響の定期に行くことが出来なかった。残念。

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2005年01月30日

旅カメラ~Minolta DiMAGE A1~

コニカミノルタ DiMAGE A1 今はメインでデジタル一眼レフを使っているけど、 2年ほど前まではレンズ交換の出来ないコンパクトなカメラを使っていた。普通の人は、 写真を撮ることを目的として旅の出るわけじゃないから、あまり大きなカメラを持って行こうとは思わないだろうし、事実、 私自身も2~3年くらい前まで、デジタルカメラは単なる旅の記録用だったから、コンパクトなデジカメで十分だったのだ。 デジタル一眼レフの値段が下がった今、その敷居は随分と下がったけど、それを誰にでも勧められるわけではない。 いくら大型の撮像素子を使っていて画質が良かろうと、目的に合致していければ宝の持ち腐れだし、第一、デカ過ぎる。やはり 「旅カメラ」にはある程度、コンパクトであることが必須の条件になる。

 今日、近くの量販店に行ったら、 Minolta DiMAGE A1が大幅に値下がりしているのに気がついた。数日前までは79,800円で15% 還元だったものが、今日見たら59,800円に15%還元、一気に2万円の値下がりである。値札には「最終価格」とか書かれているが、 これも異例の安さである。家に帰ってネット上で探してみたら、ポイント還元はないものの49,800円で売られている。このカメラ、 フツーの人にはちょっと大きなデジタルカメラかもしれないが、前述の「旅カメラ」にはぴったりのデジタルカメラとして、 最もオススメできる機種の一つである。

 私自身も使っているカメラの一つだけど、何よりも素晴らしいのは強力な手ブレ補正。これはスゴイ。 シャッタースピードにして約3段分程度の手ブレ補正効果とのことだが、暗いところだけじゃなくて、川の流れや滝や噴水を流して写したいときも、 安心してスローシャッターが切れる。広角側なら1/8でも手持ちでへっちゃらだ。画素数は500万画素と、 いまでは見栄えのしないスペックだが、A4版程度なら十分な画素数だ。28-200mmのレンズもかなり優秀だし、マクロも含め、 これ一台でほとんどの被写体をカバーできると思う。

 欠点は、広角側の湾曲収差が大きいことと、画像がややノイジーなこと。前者は仕方がないが、後者はプログレッシブ・ スキャン方式のCCDを採用していることに起因するらしい。この程度のノイズだったら、画面で等倍にして見るならいざ知らず、 プリントする分には気にならないはずなのだが、どうしても気になるなら(実は私も少し気になる・・・)、RAWで撮影して、 SILKYPIX (有料のRAW現像ソフト)で現像すれば見かけ上の解像度も上がるし、ノイズや偽色も見違えるように少なくなる。 RAW+SILKYPIXなら、十分に作品撮りにも使えるクオリティがある。

 このカメラは後継機A2やA200が発売されているけど、800万画素になったのと引き換えにISO感度が64と低くなって、 使いにくくなってしまった。個人的には、値段も考え合わせればA1の方がオススメである。この値段なら、「買い」の一台だと思う。

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2005年01月26日

価格破壊・・・Nikon D70の逆襲

 デジタル一眼レフの価格破壊が、めちゃくちゃな勢いで加速している。もちろん、デジタル家電の価格低下は、 もはや珍しいことではないが、簡単に年表をまとめてみると・・・

 この中で、一番インパクトがあったのは、やはりCanonの「キスデジ」こと、EOS Kiss Digitalだった。 2003年8月のKissD発売以降、デジタル一眼レフの市場は急拡大し、それを加速したのが2004年3月のNikon D70だ。 このKissDとD70は、この二機種だけで昨年のデジタル一眼レフのシェアのほとんどを占有したらしい。 そこにPentaxとOlympusから低価格機が投入されたのが昨年末。今年のデジタル一眼レフのシェアにも大きな変化が現れるのでは、 と思っていたところに、Nikonは1月下旬からD70の値段を2万円引き下げた上に、さらに1万円のキャッシュバック・ キャンペーンを開始し、一気に実質3万円の値下げを行ったのだ。 このため最安値のamazonの「週末」価格はボディ単体で74,900円に7,500円の還元。それに1万円のキャッシュバックだから、 実質6万円以下でデジタル一眼レフのボディが買えてしまうのである。これはデジタル一眼レフとしてはぶっちぎりの安さだ。

 10万円以下のデジタル一眼レフは、いま4機種がしのぎを削っているが、どれも個性があって、機種を絞るのは難しい。 個人的には高感度撮影にこだわらなければE-300が最もバランスが取れていると思うが、 ここまで安いとD70が最有力のオススメ機種に浮上してくる。もちろんファインダーが優秀でコンパクトなPentaxも捨てがたい。 ただKissDだけは、近いうちに新機種が投入されそうなのでオススメしにくいけど、KissDの後継機こそ、 今年最大の注目機になるかもしれない(たぶんEOS 20Dの機能制限版&コンパクト機になると思うけど)。

 Nikon D70のめちゃくちゃな値下げも、このCanonのKissD後継機を睨んでの対策なんだろうけど、 このまま価格破壊が進んだら来年には5万円を切るデジタル一眼レフが登場するかも。 個人的にはOlympusの高感度が弱い点を補完してくれるデジタル一眼レフが一台欲しいと思っているんで、 そうなるとKissD後継機に注目なんだけど、D70のめちゃくちゃな値下がりにも心が動くなぁ・・・。

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2005年01月18日

へそまがり~オリンパスとパナソニックのデジタル一眼レフ共同開発~

 私は人と違うものを使うことが好きなのかもしれない。私が使ってきたコンピュータを見ると、そのへそ曲がりぶりが良くわかるのだが、 NECの9800シリーズが全盛だった頃には、EPSONの互換機を使っていたし、 その後はアメリカのGATEWAY2000から個人輸入して、黎明期のDOS/Vと呼ばれるOSを導入した。 意地でもNECのコンピュータは使わなかったのである。現在はWINDOWSのマシンを使っているが、 これは時代がワタシに追いついてきたのだ・・・とっくに追い越しているけど(^_^;)・・・と思っている。 野球ではスワローズのファンだったし、ケータイはau。決して意識しているわけではないが、常にトップ・ シェアのものから一歩離れているのだ。

 そんな私が使っているメインのデジタル・カメラはオリンパスである。すでに発表から数日経過しているが、オリンパスとパナソニックのデジタル一眼レフ共同開発の発表は、 デジタルカメラ・ユーザーのみならず、一般紙の経済欄にも大きく掲載されるほど、大きな注目を集めた。ワタシ的に、 今年最初のビッグニュースである。

 オリンパスという会社、非常にマジメにカメラを開発するのは良いのだが、宣伝は下手だし、 ユーザーのニーズから大きく外れた商品を開発することが多い。FourThirds最初のデジタル一眼レフE-1も一部のユーザー (←ワタシも含む)には評価されたものの、オリンパスの見込みどおりには売れることはなかった。実際、 一昨年の10月の発売当時238,000円程度だった値段も、現在は147,000円。いくらデジタル商品の値下がりが激しいといっても、 ここまで下がった最近の例はNikonのD2HとオリンパスのE-1くらいなものである。

 こんなものだからFourThirds規格の将来性に不安を感じたユーザーも少なくなかったけど、 昨年12月に発売したE-300は非常に良いカメラで、ワタシ的にも安心してオススメできるカメラである。実際に、 カメラ店の店頭でも多く売れているらしい。その好調の上に、パナソニックとの提携と来れば、 FourThirds規格の将来性も拓けてきた感じがする。パナソニックはデジタルカメラでは最後発のメーカーだが、 手ぶれ防止機構と薄型大画面ボディ、そして浜崎あゆみのCMで、いまやコンパクト・デジカメの分野ではトップメーカーである。

 私はFourThirdsのシェアが多かろうが少なかろうが、ジブン的に使いやすいカメラが提供されていればそれで良いのだが、 今後の商品展開に不安が感じられるようなシェアであっても困る。その意味ではオリンパスとパナソニックの提携は、今後、 FourThirdsのカメラを安心して使い続けられるという意味でも良かったと思う。そして、現在のカメラ市場での、 キャノンの一人勝ちの状態を突破する可能性という意味でも面白い提携ではないだろうか。商品化されるのは2年後とのことだが、この先、 楽しみなニュースである。

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2005年01月05日

写真 --2004年を振り返って--

 「2004年を振り返って」シリーズの写真編です(^_^;)。

 昔から写真が好きだったんだけど、就職してからは自分で現像も出来なくなり、 思い通りの仕上がりが出来なくなってしばらく写真からは興味が遠ざかっていたんだけど、ここ数年、デジタルカメラの進歩が著しく、 フィルムカメラに劣らない性能を獲得するにいたって、俄然と興味が復活してきた。デジタルカメラの良さは、 (1)その場で写りが確認できること、(2)フィルム代・現像代がかからないこと、(3)そして何よりも、自分で最後まで仕上げられること、 である。2003年の春にはデジタル一眼レフ(Canon EOS10D→すでに売却済み)をはじめて購入して、その冬にはOLYMPUS E-1の乗り換え、さらに2004年12月には同じOLYMPUS E-300を追加した。 この間のデジタルカメラの進歩と値下がりは著しくばかり。E-300なんて、 これだけの性能のカメラがレンズ付で実質8万円ちょっとというのは信じられないほどである。

 昨年、写した枚数は、1万ショット以上。これはフィルムに換算すると、300本程度になる。これをフィルムで写していたら、 50万円以上かかっていただろうし、それを収納する場所だって大変だ。さらに一度ネガやポジを収納したら、 あとから必要なショットを探し出すのは大変だろう。その辺、デジタルは楽である。コンピュータにある程度の費用はかかるが、 PCはデジカメが無くても必要なものだし、撮影データは日付ごとに自動的に整理されるから楽々。 とにかく費用を気にしないでシャッターを押せるので、写真の上達が早い。

 市場ではすでにデジタルカメラは飽和状態になっていて、買い替えの需要も一段落という感じなんだろうけど、 カメラの性能はまだまだ進歩する余地が多くある。でも、すでに今あるカメラだって十二分の性能を持っているので、 これをどのように使いこなすかが問題だ。デジタルカメラはもともと旅の記録用に買ったものなんだけど、 だんだんと目的が写真を撮るために旅に出ているように変わってきているような気がする(^_^;)。写真をやっていて良かったと思うのは、 旅先の町並みを眺めるとき、時間帯ごとにいろいろな表情に気がつくようになったことだ。朝・昼・夕・晩・・・ それぞれ違う光の時間に町並みを歩く楽しみが出来た。こういう楽しみがあると、なーんにも無い南の島でも、決して飽きることはない。 カメラのレンズは、私のもうひとつの眼になりつつある。

※写真は、竹富島のカイジ浜。猫がたくさんいる(2004年秋に撮影)。

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