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2008年01月29日

Zuiko Digital ED 12-60mm F2.8-4 ファーストインプレッション

昨年暮れのことだけで、ネット上の某ショップで表記のレンズを注文した。値段は新品で82,200円。私が注文つぃた直後に値段が変わってしまったから、もしかしたら値付けの間違いだったのかもしれないけど(汗)、・・・とにかくその値段で買えたわけだ。しかしそのレンズが私の手元に届いたのは、先週末のこと。オーダーしてから納品まで1ヶ月もかかってしまった。いま、巷では人気のレンズ、・・・・なのかも!?(いや、ただ生産数が少ないだけという説も有力だ!)

私は以前から、標準ズームは24mm相当からスタートするレンズが好きだ。特に当時は数少なかった24mm相当の標準ズーム=PENTAXの16-45mm F4のレンズは羨ましくて、K100Dとともに買ってしまったくらいである。そんな私のために?オリンパスが発売したレンズがED12-60mmのレンズなのだ。35mm換算で24-120mm相当の5倍ズーム。このレンズがあれば、もう11-22mmの広角ズームを持ち歩く必要がない。

12-60mm さ店頭ではすでに何回も触っているレンズだけど、実際にフィールドに持ち出すと印象は大きく変わる。やはり従来の14-54mmと比較すると、・・・やはり一回り大きく、重く感じるのは事実だ。腕にズシリと感じるくらいの重さがある。重さの違いは約140g、ボディ+レンズ=全体の重さが10%ほど増える計算だけど、その差は10%以上に感じる。それにレンズの直径が大きいので、レンズの胴を握って持ち歩くときには意外と握りにくい。

もちろん、レンズのズーム比が5倍になったのだから、この程度の大きさ・重さになるのは仕方がないのだが、ふらっと散歩に持ち出すような大きさではない。やはり気合を入れて写真を撮るときにこそ、持ち歩くレンズだと思う。

フォーカスの速さは、やはり度肝を抜かれる。14-54mmでも十分に速いと思っていたけど、このED12-60mmを使うとその差は歴然だ。この差は風景などを写す場合はメリットは少ないかもしれないけど、動態撮影でコンティニアンスでピントを合わせ続けるときには、大きな差となって現れる。試しに自分の家の室内で、C-AFでカメラを動かし、フォーカスを追わせ続けたるテストをしてみると、14-54mmではあわせ続けることは困難だが、超音波モーターを搭載したED12-60mmでは見事に追随する。これはスゴイ。

光学的な性能も素晴らしい。5倍ズームにしては湾曲収差は少ない。もし湾曲が気になる場合でも、いまはオリスタで修正も可能なので、まったく気にする必要はないだろう。解像力は画面周辺部でも良いし、倍率色収差もほとんど見られない。画面に太陽が入ると青いゴーストが出ることもあったけど、これは致し方ないだろうと思う。最短撮影距離も短く、レンズの直前まで寄って撮ることができるマクロレンズの代用も可能だ。。

日常的に持ち歩くには、かなりギリギリの大きさ、重さである。しかし、光学5倍ズームであること、さらにF2.8-4という明るさであることを考えると、フォーサーズならではのコンパクトさ、軽さなのかもしれない。このレンズ一本あれば、ほとんどの被写体に対応できるだろう。持ち歩くレンズを減らせるというトータルな意味では、「コンパクトなレンズ」ということができるだろうとは思う。

そして、これからの私のメインレンズになることは間違いない。

投稿者 kom : 2008年01月29日 00:01

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