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2005年01月18日
へそまがり~オリンパスとパナソニックのデジタル一眼レフ共同開発~
私は人と違うものを使うことが好きなのかもしれない。私が使ってきたコンピュータを見ると、そのへそ曲がりぶりが良くわかるのだが、 NECの9800シリーズが全盛だった頃には、EPSONの互換機を使っていたし、 その後はアメリカのGATEWAY2000から個人輸入して、黎明期のDOS/Vと呼ばれるOSを導入した。 意地でもNECのコンピュータは使わなかったのである。現在はWINDOWSのマシンを使っているが、 これは時代がワタシに追いついてきたのだ・・・とっくに追い越しているけど(^_^;)・・・と思っている。 野球ではスワローズのファンだったし、ケータイはau。決して意識しているわけではないが、常にトップ・ シェアのものから一歩離れているのだ。
そんな私が使っているメインのデジタル・カメラはオリンパスである。すでに発表から数日経過しているが、オリンパスとパナソニックのデジタル一眼レフ共同開発の発表は、 デジタルカメラ・ユーザーのみならず、一般紙の経済欄にも大きく掲載されるほど、大きな注目を集めた。ワタシ的に、 今年最初のビッグニュースである。
オリンパスという会社、非常にマジメにカメラを開発するのは良いのだが、宣伝は下手だし、 ユーザーのニーズから大きく外れた商品を開発することが多い。FourThirds最初のデジタル一眼レフE-1も一部のユーザー (←ワタシも含む)には評価されたものの、オリンパスの見込みどおりには売れることはなかった。実際、 一昨年の10月の発売当時238,000円程度だった値段も、現在は147,000円。いくらデジタル商品の値下がりが激しいといっても、 ここまで下がった最近の例はNikonのD2HとオリンパスのE-1くらいなものである。
こんなものだからFourThirds規格の将来性に不安を感じたユーザーも少なくなかったけど、 昨年12月に発売したE-300は非常に良いカメラで、ワタシ的にも安心してオススメできるカメラである。実際に、 カメラ店の店頭でも多く売れているらしい。その好調の上に、パナソニックとの提携と来れば、 FourThirds規格の将来性も拓けてきた感じがする。パナソニックはデジタルカメラでは最後発のメーカーだが、 手ぶれ防止機構と薄型大画面ボディ、そして浜崎あゆみのCMで、いまやコンパクト・デジカメの分野ではトップメーカーである。
私はFourThirdsのシェアが多かろうが少なかろうが、ジブン的に使いやすいカメラが提供されていればそれで良いのだが、 今後の商品展開に不安が感じられるようなシェアであっても困る。その意味ではオリンパスとパナソニックの提携は、今後、 FourThirdsのカメラを安心して使い続けられるという意味でも良かったと思う。そして、現在のカメラ市場での、 キャノンの一人勝ちの状態を突破する可能性という意味でも面白い提携ではないだろうか。商品化されるのは2年後とのことだが、この先、 楽しみなニュースである。
投稿者 kom : 2005年01月18日 22:04