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2008年01月20日
冬花火 -月実由衣ポートレート-
花火といえば夏の風物詩というのが一般的だ。夏になると各地で催される花火大会に浴衣で出かける人たちをたくさん見かける。でも、花火が一番きれいに見えるシチュエーションは夏だろうか? 個人的には、7~8年前だったかな、3月に北海道の阿寒湖に行ったとき、湖上の打ち上げ花火が忘れられない。
視界が広がった凍結した湖上。その澄み切った空気の中で、すーっと打ち上げられる花火の軌跡。そして空中で鮮やかな花火が炸裂し、その色に染め上げられる雪と氷の美しさ。そのときから、私は、花火は冬こそ美しいと思っている。今回の撮影は、雪の中ではないのがザンネンだけど、冬のピーンと張り詰めた空気感の中で、花火&ポートレート撮影の機会を得た。モデルは、月実由衣さん。こんな写真は、OLYMPUSの従来機種では写せなかった。さすがにISO1600だとノイズが多いので、すべてニートイメージでノイズをフィルタリングした。効果は覿面!
光源はローソクのみ。ピントは相当に甘いけど、この雰囲気が好きです。以下の画像も含めてOLYMPUS E-3 ISO1600で撮影。
上の2枚はLEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPHで撮影。このレンズは、Zuiko Digitalと比べてゴーストが出やすい点で注意が必要です。画面内に強い光源があると、光源の対角線方向に現れますね。通常の撮影では問題にならないでしょうけど、点光源の場合は注意が必要かも。
↑ Zuiko Digitalの場合は、ほとんどゴーストが現れません。これは50mm F2 マクロで撮影。
カタログスペック上では暗所での最強のオートフォーカス性能を誇るE-3でも、光源が花火だけというシーンではかなり迷ったり、AF合焦まで時間がかかったりします。もちろん合わない場合もありますけど、それでも従来機種と比べれば雲泥の差。少なくともマニュアルでフォーカスができるような明るさではないので、AF性能に頼るしかありません。
↑ シャッタースピード0.3秒!
↑ 花火を写す場合は、花火の風上側から写した方がベター。そうしないと煙しか写らない場合があります。もちろん、それが良い雰囲気をかもし出す場合もありますけど。
↑ さらにシャッタースピード0.8秒。
光源は線香花火だけ。それでも、ここまで写る。スゴイっ。今度は雪の中で花火を写したくなってしまった・・・。
投稿者 kom : 2008年01月20日 14:01