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2005年01月26日
価格破壊・・・Nikon D70の逆襲
デジタル一眼レフの価格破壊が、めちゃくちゃな勢いで加速している。もちろん、デジタル家電の価格低下は、 もはや珍しいことではないが、簡単に年表をまとめてみると・・・
- 2003年3月→Canon EOS10Dが初の20万円以下(198,000円)
- 2003年8月→Canon EOS Kiss Digitalが初の13万円以下(128,000円)
- 2004年11月→Pentax ist Dsが初の10万円以下(99,800円)
- 2004年12月→Olympus E-300がレンズ付で初の10万円以下(99,800円)
この中で、一番インパクトがあったのは、やはりCanonの「キスデジ」こと、EOS Kiss Digitalだった。 2003年8月のKissD発売以降、デジタル一眼レフの市場は急拡大し、それを加速したのが2004年3月のNikon D70だ。 このKissDとD70は、この二機種だけで昨年のデジタル一眼レフのシェアのほとんどを占有したらしい。 そこにPentaxとOlympusから低価格機が投入されたのが昨年末。今年のデジタル一眼レフのシェアにも大きな変化が現れるのでは、 と思っていたところに、Nikonは1月下旬からD70の値段を2万円引き下げた上に、さらに1万円のキャッシュバック・ キャンペーンを開始し、一気に実質3万円の値下げを行ったのだ。 このため最安値のamazonの「週末」価格はボディ単体で74,900円に7,500円の還元。それに1万円のキャッシュバックだから、 実質6万円以下でデジタル一眼レフのボディが買えてしまうのである。これはデジタル一眼レフとしてはぶっちぎりの安さだ。
10万円以下のデジタル一眼レフは、いま4機種がしのぎを削っているが、どれも個性があって、機種を絞るのは難しい。 個人的には高感度撮影にこだわらなければE-300が最もバランスが取れていると思うが、 ここまで安いとD70が最有力のオススメ機種に浮上してくる。もちろんファインダーが優秀でコンパクトなPentaxも捨てがたい。 ただKissDだけは、近いうちに新機種が投入されそうなのでオススメしにくいけど、KissDの後継機こそ、 今年最大の注目機になるかもしれない(たぶんEOS 20Dの機能制限版&コンパクト機になると思うけど)。
Nikon D70のめちゃくちゃな値下げも、このCanonのKissD後継機を睨んでの対策なんだろうけど、 このまま価格破壊が進んだら来年には5万円を切るデジタル一眼レフが登場するかも。 個人的にはOlympusの高感度が弱い点を補完してくれるデジタル一眼レフが一台欲しいと思っているんで、 そうなるとKissD後継機に注目なんだけど、D70のめちゃくちゃな値下がりにも心が動くなぁ・・・。
投稿者 kom : 2005年01月26日 00:00