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2008年01月13日
安物CF対決 シリコンパワー200x vs トランセンド133x
デジカメ用のメディアと言えば、San(サン)とかLexor(レキサー)あたりが高品質メディアの代表格とされている。高速性、信頼性ともに両社のメディアの評価は高いけど、・・・それ以上に値段も高い。昔と比べて値下がりしたとはいえデジタルカメラの画素数も増えて、余計に大容量のメディアが求められている。Sanの高速なDucatiやlexorの300倍速のコンパクトフラッシュなんかは8GBで42,800円(ヨドバシ)。めちゃめちゃ高い。
ワタシはSanとかLexorのメディアは使ったことがない。いつも台湾製のブランドばかりで、A-DATAあたりがお気に入り。最高速のメディアと比べると多少は遅いけど、データが壊れたことはなく、信頼性はそれなりに高いと思っている。この手のシリコン・メディアの場合、初期不良がなければ壊れることは滅多にない。たとえB級メーカー品だとしても、買った直後にテストして問題がなければ、まず大丈夫だと思っている。
で、最近、手に入れたB級メディアなんだけど、下記の2つ。シリコンパワー(silicon power)の200倍速8GBは、秋葉原のあきばおーで6,980円と、有名ブランドの高速メディアと比べて1/5程度! さらにトランセンド(Transcend)の133倍速 16GBは、秋葉原のZOAで12,800円と、1GBあたりの単価はさらに安い。どちらも最近のカメラで高速な転送を実現するUDMA4に対応している。
両方のメディアをE-3に入れてみると、Rawでの撮影可能枚数は下記のように表示される。Rawのファイルは1枚当たり11MBなので、実際にはこの表示の1.5倍くらいは撮れるんじゃないだろうか。
Silicon Power CF 200X 8GB : Raw 462枚
Transcend CF 133X 16GB : Raw 925枚
秒間5コマのハイスピード連写10秒間で何枚撮れるかをテスト。その後、バッファを解放するまでの時間を測定した。まずSilicon Power CF 200X 8GBは、16コマまでは秒5コマで連写し、その後はバッファがいっぱいになったため1秒に2コマ程度の速度にスピードダウン。結果的には10秒間で30コマを撮影し、バッファの開放には約8秒かかった。対してTranscend CF 133X 16GB は、16コマまでは同様で、その後は1秒で1.5コマ程度という感じ。結果的には10秒間で27コマを撮影し、バッファの開放には約10秒かかった。ちなみに比較対象として、これまで使ってきたA-DATA CF 8GB 120Xのメディアと比較してみる。10秒間で22枚撮影可能で、バッファの解放まで15秒かかった。体感上、明らかに遅い。
と、いうわけで、激安メディア同士の対決では、「200倍速」という表示が示すとおり、シリコンパワーに軍配が上がった。しかし、トランセンドでも私の用途なら十分に速い。なにしろ16GBで12,800円という価格は、気絶しそうなくらいに安い上に、これまでメインに使っていたA-DATA 120Xよりもかなり早いのだ。おまけに国内サポートに永久保証。私の用途なら、この程度の速度のメディアで十分だ。
注意! 他のカメラだと、スピードテストの結果は変わる場合があるから念のため。
投稿者 kom : 2008年01月13日 21:20