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2007年01月01日

2006-2007 八重山の旅 その5

 新年、明けましておめでとうございます。

 私は新年を西表島で迎えました。こちらの初日の出は午前7時26分。 仲間橋の上が一番よく見えるということだったので、宿を出ようと思ったら急に雨が降ってきた。木立ちの葉がざわめく音も、 強い風を表している。・・・そういえば4年前のクリスマスの頃、初めて西表島を訪れたときもこんな天気だった。そのときの夜、 雨が断続的に降り続き、ただでさえ初めての西表で興奮している私の心を、さらに不安に陥れたのが、この雨音だったのだ。

 朝食後、雨は次第に弱まり、そして空は明るくなった。しかし油断ができないのが西表なのだ。 やはり予定通りにバスで移動することにする。私が4年前に来たときには、バスは一日3便しかなかったが、今は一日6便、 しかも3日間乗り放題で何と1,000円なのだ。ますは宿がある大富(おおとみ)から10時過ぎにバスに乗り、由布島水牛者乗り場で降りて、 西表島の代表的な風景となっている水牛車に乗って300m沖合いにある由布島にわたった。

 八重山には何度も来ているけど、竹富島も含めて水牛車に乗るのははじめてである。すでに観光バスが何台も来ていて、 水牛者乗り場はにぎわっている。対して個人客は少ない。潮が引いている時間帯だったので、海を渡るという感じは乏しかったけど、 南国情緒にあふれる乗り物だ。島までわずか10分ほどだけど、一度は由布島にわたってみる価値はあると思う。 ただし島の植物園は今ひとつ見所に乏しい。入場者にもれなくついてくるフルーツジュースを飲んだら、次のバスの時間が迫っている。 滞在時間わずか50分ほどで、早速次の目的地に向かうことにした。

 バスが西表島温泉に到着したのは、11時半ごろ。 日本最南端のこの温泉はパイヌマヤリゾートホテルの中にあって、その中のレストランにはツアー客の昼食で多くの客が来ている。 到着してから気がついたんだけど、この温泉は12時営業開始。それまでロビーで新聞を読みながら待つことにしたのだが、 その間に外ではまた雨が降ってきた。

 この温泉、実は4年前にも入ったことがある。泉質は、はっきり言って特徴はない。温泉気分というのはちょっと乏しいわけだけど、 雨の西表島ではやることは限られる。まぁ、の~んびりと露天風呂に入るのも良いものである。湯船は小さめだし、 屋内風呂を横切らないと露天風呂に行けないという変わったレイアウトなのだが、個人的にはこの温泉、キライではない。 やや人工的な感じもぬぐえないが(^_^;)、外に植えられたヒカゲヘゴなどが、ジャングル風呂的な雰囲気が好きだ。

 12時から風呂に入って、結局、一時間も入っていたのだが、その間も雨が降ったり止んだり。風呂から上がって、 ホテルのレストランで島野菜のカレー1100円とビール450円を注文。リゾートホテルにしては値段も手ごろなのがいい。 風が抜ける屋外のテーブルの昼食も良いものだ。

 お土産をちょっとだけ買ってから、午後2時前のバスに乗り、大富で降りて宿に戻る。まだ3時前だったが、今日は早起きしたので、 ちょっと眠い。昼寝して起きたら、すごい雨が降ってきた。こんな雨の中、外を出歩いていたら、大変だ。やっぱ、早く帰ってきて正解だった。 明日は、晴れるといいな。 

投稿者 kom : 2007年01月01日 20:23