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2006年12月28日

「のだめ」と「Dr.コトー診療所」

 普段はあまりドラマを見るほうじゃないんだけど、この10月からはちょっと事情が変わった。毎週月曜日は「のだめカンタービレ」、 木曜日は「Dr.コトー診療所2006」、どちらも見逃せないドラマだったのである。視聴率的にも、「コトー」が毎回20%前後、「のだめ」 が18%前後と、この秋冬のドラマの中では1位と2位のドラマだったワケで、私の職場の話題でもこの話が上ることが多かった。

 まずは「のだめ」。ご存知のとおり音楽大学を舞台に、クラシック音学を正面?から取り上げたドラマだったワケで、 漫画の単行本は1,800万部の売れ行き。放映すれば注目されることは分かりきっていたけど、上野樹里という「のだめ」 を演じるために生まれてきたような女優を得て、かなり面白いドラマに仕上がったと思う。wikipediaによると、 もともとの放送権はTBSが持っていたらしいけど、諸般の事情でフジテレビに移った経緯が紹介されている。テレビドラマとしては、 異例なほど漫画に近いストーリー展開だったのも、TBSとのトラブルの話を聞いて「なるほど」と思ったわけだけど、フジテレビ版の「のだめ」 は、多くの漫画版「のだめ」ファンにも納得の展開だったんじゃないだろうか。これだけ好評だと続編が期待されるんだけど、・・・・ 舞台がパリに移ってしまうので、やっぱ無理なのかな。

 このドラマをきっかけに、オーケストラの観客動員数も増えていることが報道されている。これは、良い事が少なかった今年の中では、 とっても嬉しいニュースだった。年齢層が高いクラシック・コンサートの会場だけど、新しい観客が親しんでくれればいいな、と思う。

 そして「コトー」。これも沖縄好きにとっては、たまらないドラマのひとつだ。私自身もロケ地である与那国島に行って、 このセットの診療所に入り、診察室の椅子に座って記念写真を撮ったことがあるファンだけに、 続編を期待してやまなかった一人である(^_^;)。そして、今回のテーマも良かったですね。「医者は患者と家族になれるか」 というのが全編をつらぬくテーマだったように思うけど、・・・いろいろと考えさせられる深い内容だった。 彩香の乳がんの手術での動揺によって迷いが生じるコトーだったが、結局、コトーは島に帰り、家族のような医療をめざすことを選択する。 そんな最終回は、録画を何回か見直してしまったほど、良かったです。

 そんなワケで、私は今日の午後から八重山に旅立ちます。残念ながら与那国には行けないけど(^_^;)、石垣島、竹富島、 西表島での~んびりと正月を過ごしたいっす。

投稿者 kom : 2006年12月28日 01:46