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2006年09月02日
SKF メンデルスゾーン「エリア」
いまサイトウキネンから帰ってきました。
初めて見聞きする「エリア」、正直言ってよくわからない演目で、音楽的には最後の盛り上がりを除くと集中力を欠いてしまった面もあったけど、全体的には、それなりに楽しめたと言ったところか。
何よりも良かったのは、東京オペラシンガーズの合唱。ホールを満たすパワー、声の均質感、ドラマ性、どれをとっても申し分なし。ソリストは、不満のない出来栄え。シュトゥッツマンなんかはネームバリューを考えるともう少し上の水準を期待したんだけど、いま一つ声の深さを感じさせてくれなかったのが残念。演目的によくわからないので評価はしにくいんだけど、オケもそつなくまとめたと思う。
舞台装置は、いたってシンプルなもので、舞台上の動きも見る人のイマジネーションにゆだねる部分が多い。工夫すればセミステージ形式でも上演できそう。
カーテンコールはそこそこ盛り上がったけど、個人的には「カルメル会修道女の対話」の水準を考えると、・・・・もうちょっと頑張ってほしかった。
終演後は、中町まで歩き、蔵西庵という店で長野の地酒(千曲錦、七笑、舞姫)とサンマの塩焼き、蕎麦などを食べて帰ってきた。ちょっと酔った(^^;)。
投稿者 kom : 2006年09月02日 22:56