« 日本最南端の島へ(第一日目) | メイン | 日本最南端への旅・波照間島(第4~5日目) »
2006年08月07日
日本最南端への旅~石垣から波照間へ(2~3日目)
那覇でJTAに乗り継いで石垣空港に到着したのは、定刻よりちょっと遅れて12時45分ごろ。 石垣島に近づくにつれて雲が厚くなってきた。タラップを降りると、薄日の中で南国特有の空気感が漂う。一年ぶりの八重山だ。早速、 ターミナル行きのバスの乗って港前で降り、定宿にしているハーバー石垣にチェックインした。
この日(8/5)は、実はなにもやる予定がない。テキトーにふらふらと散歩をして、ホテルでのんびりして、昼に「ゆらてぃく」 で八重山そば定職を食べ、夜は「南風(ぱいかじ)」でゴーヤチャンプルと刺身、オリオンビールを飲んだだけ(ホントは夜に「やまもと」 の焼肉を食べたいと思ったのだが、すでに予約で満席で入れなかった)。
翌8月6日は、波照間に渡る日だ。定員の多い波照間海運の往復券を買って、正午の便に乗り込んだ。 翌日は波照間最大の祭り=ムシャーマをひかえ、客席の大部分がうまっている。揺れることで有名な波照間便だが、今日の天候なら大丈夫だろう。 西表を越えてから少し揺れたものの、約1時間で順調に波照間港に着いた。民宿の迎えの車に乗って到着したのが素泊まりハウス美波。 日本最南端に波照間島の中でも、もっとも南にある「日本最南端の宿」である。まだ新しいプレハブ造で、各部屋にキッチンや冷蔵庫、 LAN回線(ISDNだけど・・・)がある。コインクーラーも2時間だし、電動自転車をレンタルしているのもこの島では美波だけで、 この点でもポイントは高い。ただし、素泊まりハウスなので、「基本的」には食事がつかない(^_^;)。
まずは電動自転車を借りて、この島でニシハマビーチに向かう。集落の道はちょっと分かりにくいけど、 10分ほどでニシハマへの入り口を見つけ、坂道を降りていくと、見たこともない色の海が見えてきた。 このニシハマを日本一美しいビーチと評する人が多いけど、このソーダ色の海を見ると、たしかにそれもうなずける。 ビーチの入り口近くには新しい建物が建設中。あとから聞いた話だと、この秋に、島の人が経営する新しいペンションができるらしい。 このペンション、部屋からニシハマが一望できるハズだけど、まさしく絶好のロケーションだ。完成したら、ぜひとも泊まってみたい。
続いて周回道路を廻って、日本最南端の高那崎へ向かう。この島は隆起珊瑚礁の島だから上空から見ると平坦なのだが、 自転車で廻るとそれなりに起伏がある。ふつーの気温なら苦にもならない起伏かもしれないが、夏の暑さ、日差しが加わるとかなりきついはずだ。 こんなときはやっぱり電動自転車が役に立つ。モーターの力も借りてすいすいと進み、高那崎に到着。日本最南端の碑があるほかは、 特に何の変哲もない岬(どこが岬の突端なのか、ちょっと分かりにくいけど・・・)である。岬の手前には、赤がわらの休憩所があって、 昼寝をしている人もいる。風もあるので、あまり暑さは感じない場所だけど、近所に売店や自動販売機などはない。ここにいく場合は、 事前に飲み物を確保しておくことが必要だ。とりあえず島を半周したところで、波照間空港経由で宿に戻る。
この翌日は、この島最大の祭りであるムシャーマだ。島の食堂はみんな休みだから・・・ということで、宿で食事を作ってくれた。 この宿の同宿者がサンセットクルージングから帰ってきて、オーナーの弟で、丁度、帰省していたまえさんらと食事をともにする。泡盛は、幻の 「泡波」ではなく「八重泉」だったが(^_^;)、こういう「ゆんたく」があってこそ、沖縄の民宿である。酔った勢いで、 翌日のムシャーマで疲労するエイサーの練習をして、それぞれの部屋に戻ったのが夜の11時過ぎだった。
投稿者 kom : 2006年08月07日 19:02