« 日本最西端への旅(第6日目) | メイン | 今日から松本へ »
2005年08月03日
日本最西端への旅(第7日目)
朝8時前に起床。食堂に行くと、台風9号のの話題になった。今日の午後には与那国を含む先島諸島が暴風雨粋に入るらしい。当初、 天気予報では8月5日は台風は通過した後で、飛行機は問題なく飛ぶだろうと思っていたら、そんな考えは甘いらしい。 先日の台風5号では5日間も飛行機が飛ばなかったと聞き、さすがにそれではヤバイと思うようになった。 台風の勢力や大きさは決して強力ではないものの、直撃したら台風は怖い。ホントは久部良の民宿はいどなんに移る予定だったのだが予定変更! 今日中に与那国を脱出することにした。
レンタルしたバイクを返したあと、宿に戻ってJALに電話。与那国発=那覇行きのRAC便に空きがあることがわかった。 マイレージの特典航空券の場合、予約変更は搭乗の4日前までだけど、このような台風の場合は直前の変更も可能らしい。ちょっと迷ったが、 予定よりも2日早く与那国を後にすることになった。
とは言っても飛行機の離陸予定時間の16:45まで何をして良いかわからない。 今日の午前には祖内の集落近辺は廻ってしまったので、まずは昼食。正午を過ぎていたので、近くにある「どんぐりと山猫」 に行ったが、思ったよりも小さな店で、ドアを開けたら満席。15分くらいしてからもう一度行っても満席だったので、 やむなく宿泊したこみね旅館に併設されている「峰」という食堂で「汁そば(=与那国そば)」を注文。 アイスコーヒーも付いて600円は割安だが、味はふつう。この店に限らず「与那国そば」って麺がパサパサしている感じがする。
そして宿近くにある与那国伝統工芸館と泡盛を造っている工場を見学することにした。 伝統工芸館は与那国織の実演と販売を行っているところで、行程の見学もできる。なんとなく八重山の「ミンサー織」と共通点が多いけど、 ちょっとだけ色合いが渋めで柄が細かいような感じ。次いで泡盛「どなん」の工場に行ったが、ちょっと忙しい感じだったので、 となりにある入波平酒造に入る。すぐに「ご見学ですか?どうぞ~」と促してくれたので快く見学することが出来た。入波平酒造は「舞富名」 というブランドで売っている与那国を代表する酒造メーカーのひとつ。酒蔵といっても日本酒の蔵と違って、建物は意外なくらい小さい。 与那国だけに特例的に認められているアルコール度数60度の「花酒」を試飲させてもらったが、 少量だけでもその度数の強さに咽返りそうになる。冷凍庫に入れてキンキンに冷やして飲むと良いらしいので、一合瓶の花酒を買って帰った。
宿に戻って、ロビーのテレビで時間をつぶし、午後3時半過ぎに車で空港まで送ってもらう。 空港には人が少なく閑散とした雰囲気。掲示板には台風情報が張り出されていて、 このまま台風が接近した場合は8月4日~6日はすべて欠航になる可能性があるらしい。与那国から那覇への便は、 琉球エアコミューターが運行していて、プロペラ機のデ・ハビランド DHC-8-103が飛んでいる。 ジェット機と比べると機体はとても小さくて、客席数はせいぜい60席くらいだろうか。それでも空席もある。
雲が多いけど、時おり陽射しものぞく天気は、これから台風が来るとは思えないけど、 生暖かい風は時間をおうごとに強くなってきている。飛行機は30分遅れの17:15分頃に離陸し、与那国島を後にした。 プロペラの小さな機体は、飛行中、大きく揺れることはなかったけど、那覇空港に近づき、高度を下げるとかなり揺れが強くなる。 特に着陸直前はかなり左右に揺れて不安になるほどだったが、何とか18:40頃に滑走路に着陸。モノレールで美栄橋で下車、 国際通りに面したシーサー・イン・那覇にチェックインした。
このホテルは初めて泊まった宿だが、建物は新しく、ブロードバンドが無料で利用でき、 内装やアメニティも整っている。交通も至便なわりには一泊6,200円と安めなのでオススメである。あえて難を言えば、 フロントが2階にあるのにエレベーターが使えないことである。大きな荷物を持っていると、2階とはいえ持ち上げるのは大変だ。
しばらく休憩して、9時近くになってから夕食に出かけた。すでに那覇市も強風域に入っていて、風が強い。 目当ての店はすでに閉店していて、しばらく歩き回った後、気軽に入れそうな雰囲気の「満月食堂」に入った。 沖縄料理はちょっと飽き始めていたので、ここではパスタとおつまみを一品、そしてオリオンの生を注文。なかなか美味しかった。
図らずもこの那覇仁5日も滞在することになってしまった。オマケに台風の影響で天気も悪そう。
明日は何をして過ごそうか(^_^;)。
投稿者 kom : 2005年08月03日 23:02
コメント
ね!与那国いいでしょいいでしょ?
今はもう海況落ち着いてますかね。
よい旅を。
投稿者 飯田 : 2005年08月06日 07:27