王子ホール(銀座)


 王子製紙新社屋内に造られた室内楽専用ホール。。銀座三越の裏側という超一等地で、シューボックス型1階席のみ、わずか300人たらずの小さなホールである。開館当初はホールの主催公演が中心だったが、現在は一般への貸し出しも行っている。その主催公演は小さなホールの割には、比較的低廉な料金でチケットを販売しているのが好評のようだ。チケットはなるべく早く手に入れるように心懸けたい。

 音響的には、現代楽器にはホールの容積が小さすぎて、音の開放感や広がりが感じられず、音がこもり気味になる傾向を感じる。しかしこれだけ小さな空間で、ステージを共有する喜びは他のホールではなかなか味わえないだろう。

 交通は銀座のど真ん中なので、地下鉄やJRなどさまざまなルートがあるので申し分なし。銀座は店が閉まる時間が早い街だけど、探せばアフターコンサートの店もたくさんあると思う。ただし王子製紙の本社ビルの中にあるので、建物を見てもてホールがあるように見えない。はじめて行くときは「灯台下暗し」にならないように注意。

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