Concert Diary in June

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梅雨入り

 今日から関東地方は梅雨入り。ずーっと雨が降り続いている。家にいても気分が滅入るから、コーヒーでも飲みに行こうと思って駅前に行ったら、どこもいっぱい!エクセルシオールもスターバックスもマクドナルドも・・・、うわっ、お前ら、他に行くところないのかっ!・・と思ったのだが、私もその中の一人だったのかもしれない(^_^;)。

 さて、音楽ネタではないので恐縮だが、最近は某ホームページの関係で、休みの日には近所の猫の写真を撮っている。猫たちも慣れてきて、こっちに近寄ってきてくれるんだが、デジカメの広角レンズでどアップにして写し、家に帰って画面いっぱいいっぱいに拡大してみると、・・・・・・意外と、猫って可愛く・・・・ないのだ。むしろ、グロい。ウチの近所の猫たちは、贔屓目に見ても可愛い猫が少ないのだが、それにしてもなぁ・・・・。うーん、どうしたものか(^_^;)。

 で、先月末頃に新しいデジカメを買った。一世代前のMinolta DIMAGE A1という機種なんだが、使ってみると手ブレ防止機能が超便利。500万画素で解像度も高く、ワイドレンジのズームもいいっ。超オススメの機種なんだが、昨日、ヨドバシに行ったら、さらに値下げされていてショックを受けた。税込79,800円で、さらに20%ポイント還元。実質64,000円程度なんだが、これって私が買った値段よりも、さらに1万円くらい安い・・・。デジタル機器は、こういうことがツキモノとはいえ、ここまで値下がりするとは思わなかったなぁ。いや、マジで、この値段だったら超お買い得です。梅雨のさなか、こんな値下がりにもジトジトしている私です。(04/06/06)



今年の夏は・・・


 18日の金曜日のサントリーホールで「トゥーランガリラ交響曲」を聴いた。演奏するのは井上道義指揮の新日本フィル。好きな曲だし、井上は好きな指揮者のひとりだから期待して聴きに行ったのだけど、うーん(^_^;)、官能的な音色が乏しいんだなぁ。熱演だったことは熱演だったんだけど、ワタシ的にはいまひとつ。

 さて、ここ数日は梅雨とはいえ夏本番のような日射しの日々が続いている。まだ6月だというのに巨大な台風も沖縄地方に近づいていて、日本もそのうち亜熱帯地方に入ってしまうんじゃないか(^_^;)と思うような気候だけど、夏と言えば「暑気払い」。今年は親睦会関係の幹事を2つも引き受けてしまって、暑気払いの飲み会のセッティングをしなければならない。天の邪鬼の私は、ひと味違う飲み会を企画したくなる性格なので、居酒屋や料亭などはパス。どうしようかなぁ・・・と考えた末に、ひとつは沖縄料理のお店、もうひとつは焼き肉の知る人ぞ知る名店をチョイス。

 そして、夏と言えば「旅」である。南の島だけでなく、例年通りサイトウキネンの行く予定。今日はそのチケットの発売日だったんだけど、お目当てはオペラの「ヴォツェック」のみ。今年はこけら落としとなるオペラハウスで公演が行われるので、気合いを入れて発売時間にのぞんだところ、難なく初日公演(日曜日)のチケットをゲット!よーし、今年も高原でのんびり過ごして、オペラを見るぞーーーーー!(04/06/20)



新国立劇場「ファルスタッフ」

 25日の金曜日は新国立劇場「ファルスタッフ」のプレミエ公演に行ってきた。初日と言うこともあって会場は満員の盛況。名歌手ベルント・ヴァイクルが登場するとあれば、やはり聴かねばなるまい・・・と思うのがオペラファンの心理であろう。

 演出的にはオーソドックスな喜劇的演出。ストーリーや登場人物の設定などには手を加えずに、2枚の回転式の壁を駆使したスピーディな舞台展開が効果的だった。ヴァイクルも、年齢的に考えても衰えがないわけではないだろうし、必ずしも美声とは言い難いけれど、それを補ってあまりある表現力はさすが。全体的に突出した歌手もいなかった代わりに、全体的なバランスは良く、かなり楽しめる舞台に仕上がっていたと思う。個人的に注目なのはナンネッタ役の半田美和子。透き通るような美声は、この舞台の清涼剤である。ダン・エッティンガー指揮東京フィルの演奏も、手堅くまとまっていた。

 ただし、私は昨年9月にサイトウキネンで「ファルスタッフ」をみた記憶が新しく、どうしてもそれと比較してしまう。その時のパオロ・カヴァネッリの演唱、オリヴィエ・タンボージの演出と比較すると、・・・ワタシ的には昨年の舞台の方が良かったなぁ、という印象。新国の舞台も決して悪くはないのだが、どうもインパクトがない。カーテンコールも、いささか盛り上がりに欠けたような印象を受けたのは私だけだろうか?(04/06/26)



MUZA川崎シンフォニーホール

 川崎の新ホールが7月1日にオープンする。こけら落としのマーラー:千人の交響曲は発売初日に完売したので、これからチケットを入手するのは困難だろうと思うけど、東京近郊でオープンするオーケストラ専用の大ホールというのは、MUZA KAWASAKIで一段落するはずだ。すでに東京交響楽団も事務局機能の一部を川崎に移転してフランチャイズとしての体裁を整えつつあるし、演奏面でも来年度からは川崎定期も強化する方針と聞いている。一朝一夕で川崎が音楽の町に変貌するとは思っていないが、きちんと腰を据えた取り組みを期待したい。

 さて、オープンに先立つ6月某日、大ホールの中に入る機会があった(^_^;)。音はまだよくわからないけど、このホール独特のスパイラル形式の座席配置は、どの席からでもステージが見やすい。内装面でも素晴らしいホールに仕上がっている。交通の面では川崎駅の目の前という立地条件だし、これで音響も良ければ動員力のあるホールに変貌する可能性もないワケじゃない(^_^;)。折角出来るホールである。出来ることならば、大勢の聴衆で賑わうことを祈りたい。ちなみに私は、秋から始まる東京交響楽団の川崎定期の会員になったので、継続してこのホールで聞き続ける予定である。(04/06/27)