指揮者では、5月の都響で来日するインバルは注目。マーラーの5番の超名演は都響の演奏史に残るものだと思うけど、そのサイクルも終わって挑戦する曲目はなにか。デュトワはN響の常任に就任するが、間違いなくこのコンビは東京では一歩抜きんでた水準。N響には6月にジュン・メルクルが振ることになっているが、ウィーン国立歌劇場のレギュラー指揮者として活躍しているだけにちょっと注目している。
弦楽器では1月のマイスキー(Vc)、9月のクレーメル(Vn)とパメラ・フランク(Vn)、室内楽では5月のジュリアードSQ、アルバンベルグSQ。鍵盤では何といっても1月のウゴルスキは注目。作曲家が聴いたら怒り出しそうな演奏ではあるけれど、決してキワモノではなく、完成度の高さは比類がない。超絶的テクニックの素晴らしい。5月のツィメルマンはまだ聴いたことがないので来年は聴いて見たい。
でも、毎年思うんだけど、来年こそはコンサートに行く回数を減らしたいなぁ・・・。そろそろ秋のコンサート・シーズンが始まるけど、やっぱり週に1回くらいがいいペースかもしれない。