オリンピックのお値段

(文中の敬称は省略しています)


●97/03/13 来年2月7日に開会式を迎える長野オリンピックの入場券、もう申し込みが始まっているんですね。締め切りは3月14日(消印有効)なので、興味がある人は急いで旅行代理店などに置いてある申込書をゲットした方が良いと思うけど、お値段を見てビックリ!しました。値段の高いものをピックアップして書いてみると・・・

 安いものではカーリングやボブスレー、リュージュが2,000円均一。人気のある種目の値段が高いのは想像していたけど、ちょっとしたオペラの値段に匹敵しますね。行きたい人は行きたいだろうから、この値段でも高い競争率は必至なんだろうし、入手できなかった人の間ではプレミアがついて出回るのだろうけど、オリンピックってこんなにお金が必要なイベントなんでしょうか。

 開会式の南長野運動公園は50,000人収容、平均価格30,000円とすると、入場料収入は15億円ということになる。15日間ににわたる総合的なイベントだから、その一部を取り出して値段を云々するのはフェアではないかもしれないけど、ちょっと釈然としない値段ですね。私はフィギュアスケート、特にアイスダンスが好きなんだけど、30,000円出してまでナマで見たいとは思わないなぁ。

 個人的にはプロ野球なんかを見に行くときには、ビールを飲みながら神宮球場でスワローズを応援するのが楽しみだ。好きな選手やチームが無い場合はライヴで応援する楽しみはないので、むしろテレビ放送の方が解説も付くし望遠レンズで近くに見れるので優位かもしれない。まぁ、オリンピックは世界的なお祭りで、国内で開催されるのは数十年に一回のことだから、その場で臨場感を味わいたいという気持ちは分からないでもない。でも私なら日本では滅多に見れないボブスレーやリュージュ、あと今年の新種目スノーボードの大回転(5,000円)あたりがリーズナブルなお値段で良いのではないかと思います。