アクセスカウンター20000ヒット達成記念!
1997年上半期クラシック・コンサート・ベスト3!


 昨年5月にこのホームページを開設してから一年2ヶ月、アクセスカウンターは20000ヒットを迎えました。その記念企画として「1997年上半期クラシック・コンサート・ベスト3」を行っていますが、まだ応募が少ないです(- -;) 応募期間を延長しますので、下記要領に沿って是非MAILしてください。 (なおこの場を借りまして、応募してくださった皆様に心からお礼を申し上げます)

 皆さんが97年1月1日から6月30日までのクラシック・コンサート(オペラ・バレエも含む)の中で印象に残ったもの3つを挙げてください。もちろん3つ以下でもOK!です。今回はワースト3などは募集しませんが、クラシック音楽界に提言したいことがあれば一緒に書いて送ってください。

 ベスト3は、MAILで送ってください。締め切りは7月15日といたします。送り先は

mail to kom@mail.raidway.or.jp

 いちおうフォーマットを作っておきますので、これに沿って送っていただけると作者は喜びます。文字数には制限は設けませんが、常識的な範囲内でお願いいたします。なお、特にお申し出のない限りはお名前とドメイン名を公開いたしますが、ご希望の方は「芸名」「ハンドル名」「源氏名」「四股名」などをお書きください。

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  Tokyo Classical Concerts 1997年上半期クラシック・コンサート・ベスト3
     1、(タイトル及びコメント)

     2,(タイトル及びコメント)

     3、(タイトル及びコメント)

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中田安彦さん(稲門朝比奈会) h9505000@mn.waseda.ac.jp

朝比奈隆指揮、NHK交響楽団 ブルックナー交響曲第8番(ハース版) 3月6日、NHKホール
 今年のベストワンとなることも疑いない、朝比奈=N響という理想的な組み合わせのブルックナー第八。演奏は始めのホルンから、最後のティンパニの一撃まで会場で聞いた限りでは文句無しの名演!! 特にアダージョのハース版だけの部分など、あのNHKホールが楽友協会大ホール顔負けに響いているではないですか。聞けなかった人が本当に気の毒になる今年一番のイベントでした。7日の方の終演後朝比奈先生の姿は楽屋口では見れませんでしたがかわりにティンパニの百瀬和紀さんといっしょに写真を撮ることができました。百瀬さんの大ファンとしては二重の感激です。
 私はこの感動を宇野功芳先生へつたえ、CD化に尽力していただく予定です。私の姿もカーテンコールのときにっきりと移っており、感慨ぶかいものがありました。

堤俊作指揮、俊友会管弦楽団 マーラー「千人の交響曲」6月15日オーチャードホール
この曲は以前は難解な曲と思い、敬遠していたのですが、堤氏のステージを聞いて考えを改めました。今度コバケン日フィルが取り上げるようなので期待しています。

宇野功芳指揮、新星日本交響楽団 ベートーヴェン交響曲第7番 7月9日、サントリーホール
 あの宇野功芳のことだからただじゃすまないと思っていたが、これほどまでのディフォルメがあるとは・・・・ 第1楽章の急激なテンポダウンと、それに続く楔を打ち込むようなティンパニの一撃、まったく予想できなかった、第4楽章での狂ったような鬼神を思わせるテンポ!!! まさに宇野芸術の全開といえよう。新星日本交響楽団の定期などに組み入れるかたちで、ぜひこのコンビは続けてほしい、いや続けねばなるまい!!!

 次点:インバル=都響の「ブル三」、朝比奈=大フィルの「ベト9」(第4楽章だけならば第2位の名演)、宇宿=オリエンタルバイオの「運命」(6月20日)、デュトワ=N響のマラ5など。後半期は朝比奈=都響、新日フィルのチクルスなど朝比奈の名演が期待できます。


T.Komiyama kom@mail.raidway.or.jp

 今年の演奏会を聴いて残念だったのは、携帯電話による演奏会妨害の頻発だった。正確に数えているわけではないけれど、2〜3回に一回はケータイの呼び出し音が演奏中のホールを響きわたっているような気がする。携帯電話を持っている人は、ちょっとした不注意が演奏会を壊してしまうことを肝に銘じて欲しいと思った。・・・で、今年前半のベスト3は、

ハレー・ストリング・カルテット&バーナード・グリーンハウス (1月30日 カザルスホール)シューベルト弦楽五重奏曲
 シューベルトの200回目の命日に当たる1月30日に行われるに相応しいコンサート。1916年生まれの81歳になるバーナード・グリーンハウス(Vc)を迎えての弦楽五重奏曲は素晴らしい演奏だった。まるでグリーンハウスの手で魔法をかられているような感じがしたけど、音が綺麗にとけあってまるで円熟のカルテットみたい。これもハレーSQの潜在能力の高さがあってのことだろうと思う。とくに第2楽章の漆原とグリーンハウスの間で奏でられたピチカートによる対話の美しさは筆舌に尽くしがたい。

ジュリアード弦楽四重奏団 (6月2日 カザルスホール)ベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番
 ジュリアード弦楽四重奏団を半世紀にわたってリードしてきたロバート・マンによる最後のベートーヴェン・チクルス。音程の問題などを露呈しながらも、この14番は最高の演奏だった。曲の隅々まで掌握し、心からの共感を持って紬出す音楽は、まさに円熟の境地である。この年齢になっても、音楽への情熱が全く失わない演奏者に敬意。

朝比奈 隆 指揮/NHK交響楽団(3月6・7日 NHKホール) ブルックナー交響曲第8番(ハース版)
 巨匠 朝比奈 隆によるブルックナーの最高峰である第8交響曲の演奏会。ブルックナーに心血を注いできた朝比奈はもちろんのことだけど、本気を出したときのN響の熱演に拍手を送りたい。

 今年前半は54回のコンサートに行ったけど、比較的水準が高い演奏会が多かった。印象の上では、ベスト3もほとんど差がないし、それ以外にも記憶に残るものがある。特に「シューベルト・イヤー」ということでプライによる「美しき水車小屋の娘」(97/01/26サントリーホール)、小泉=都響によるミサ曲第6番(97/01/26)、高関=NJPによる「グレート」(97/05/06)は良かった。その他にもインバル=都響のマーラー交響曲第10番(クック版)は精緻な演奏だった。音楽的水準は低かったけど、バッセルが踊ったロイヤル・バレエの「ロメオとジュリエット」は感涙もので、マクミランによる振付の素晴らしさが光った。


三添 聡 さん smisoe@knight.avexnet.or.jp

若杉弘/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 (3月30日 サントリーホール)マーラー/交響曲第9番
これは素晴らしかった。若杉は対向配置で、曲の「掛け合い」を明確にしただけでなく、さっそうとしたテンポで、見通しのよい、実に美しい演奏を組み立てた。ミュンヘン・フィルのアンサンブルは非常にうまく、各ソロが美しい音できちんと決まったのが印象的。また、第3楽章の巧妙かつ迫力のある演奏、第4楽章の弦の美音が・・・久しぶりに、演奏会で「思考停止」しました。

若杉弘/東京都交響楽団 (4月25日サントリーホール)R.シュトラウス/エレクトラ
 若杉はここでも、見通し良く、時には大胆にバランスを変え「ほら、シュトラウスはこんな音も書いたんです。良いでしょう」といわんばかりに音の洪水の中から様々な旋律を浮き彫りにした。エギストの死から、エレクトラの死までの盛り上げも実に良かった。

アグネス・バルツァ (ナバロ指揮東フィル) (2月2日パルテノン多摩)オペラ・アリア集
 バルツアは、幅広い音域を生かし、多彩な役所を歌い上げた。カルメンが最高!黒いドレスに身を固めた、立ち居振舞いも格好が良かった。


Mr.モニャ さん m-mori@catnet.or.jp

 http://www.catnet.or.jp/~m-mori

 今年に入って6/30までに、33回コンサートへ行きましたが、圧倒的に、マーラーが、13回と多いです。そこで、マーラーに絞って、ベスト3を考えました。1番2回、2番1回、4番1回、5番5回、8番1回、9番1回、10番2回。

3/14 小林研一郎/日本フィルハーモニー交響楽団  マーラー:交響曲第5番
 2日間合ったうちの2日目。なといってもコバケン節のマーラーオケには傷がありましたが、テンポの揺らし方、スケール感等良かったです。

5/14 インバル/東京都交響楽団  マーラー:交響曲第10番(クック版)
 2日間合ったうちの2日目。始めて生で聴くクック版 大変興味深く聴かせてもらいました。しばらくは、聴けないだろうな・・・

4/28 スヴェトラーノフ/ロシア国立交響楽団 マーラー:交響曲第1番「巨人」
 何とも面白いマーラー。金管、打楽器の音は、壮快でした。あと、トランペットのビブラートは、変。9月にN響で、マーラー7あり。

 マーラー以外では、朝比奈/N響 ブル8、フルネ/日フィル 幻想、デュトワ/N響 「ファミリー・トゥリー」等です。


若井 将弘 さん aquavit@interlink.or.jp

 http://home.interlink.or.jp/~aquavit/aquavit.index.html

朝比奈/NHK交響楽団 (3/6.7)ブルックナー交響曲8番(Haas.ED)
 今のところ今年一番の至福の時。演奏会後N響ヴァイオリン奏者木全さんのインタヴュー(ブルックナー愛好会発行「アダージョ」の取材)に立ち会え演奏直後の演奏者の感想が聞け思いで深いものに、、、

ライヴォヴィッツ/東京シティ・フィル (2/18)Rコルサコフ「シェイラザード」
 この日の指揮者ライヴォヴィッツは、視覚的にも音楽的にも非常に印象深く、シティpoの健闘もあいまって余韻が何ともいえない日となった。

インバル/東京都交響楽団 (5/7) ブルックナー交響曲3番(第1稿)
 演奏も良かったが演奏後団員と目を合わせず握手するインバルがなんとも異様。チェロに藤原真理がおり、終演後みんなでK^0Yを飲んでいたら、都soのチェロ奏者の面々が同じ店に来て感激、10月のブル7でインタヴューを約束出来てまた感激、、、


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